
こんにちは。eBay Export Chartbook運営者のJです。
ebayでギフトを送るって、気になりますよね。
海外に住む友人や家族へ、eBayで見つけた日本の商品をそのままプレゼントとして届けたい。実際、そう考える方は多いです。
でも実は、そこには「相手に関税の請求が届いてしまう」「値段や自分の情報が相手にバレる」といった、思わぬ落とし穴があるんです。
結論から言うと、eBayには贈り物専用のサービスがあるわけではありません。ふだんの買い物と同じ流れで、送り先を相手の住所にして届けるのが基本です。
そして「gift(贈り物)」と書けば無税になる、というのは大きな誤解なんです。
この記事では、住所の設定やギフト包装の有無、値段の隠し方を整理します。さらに、関税は誰がいくら払うのか、国ごとのルールの違いまで一次情報で解説します。
正しく知れば、贈り物は安心して送れます。ひとつずつ、いっしょに確認していきましょう。
この記事のポイント
- eBayに贈り物専用の包装・メッセージ機能は共通標準では用意されておらず出品者しだい
- 購入後に送り先の住所は原則変更できないので注文前に受取人の住所を正しく設定する
- 関税は原則として受取人が支払い、免税になる金額は国ごとに大きく違う
- 「gift」と書いても購入品の直送は各国で通常どおり課税される
ebayギフトで送るときの基本と注意点
まずは、eBayで贈り物を送る仕組みそのものを整理します。
「専用のギフト機能はあるの?」「値段や自分の住所は相手に見えるの?」という、送る前に気になる基本の疑問から順に見ていきましょう。
贈り物って、うれしい反面「相手に迷惑をかけないかな」と緊張もしますよね。でも、一つずつ確認すれば大丈夫です。
eBayでギフトを贈るとは?受取人へ直送する仕組み

結論から言うと、eBayで贈り物を送るとは「商品を購入して、送り先を自分ではなく受取人の住所にすること」を指します。
実は、eBayには「ギフト送付専用サービス」という独立した仕組みはありません。ふだんの買い物と同じチェックアウト(支払い手続き画面)の中で、届け先を相手の住所にするだけなんです。
基本の流れはとてもシンプルです。まず商品を選び、チェックアウトへ進みます。次に「Ship to(送り先)」で受取人の住所を指定し、支払いを済ませます。あとはセラー(出品者)が発送し、相手のもとへ届きます。
贈りたい商品を探して選ぶ
支払い手続きの画面に進む
ここが最重要。支払う前に確認する
内容を確認して決済する
出品者が受取人へ向けて発送
国によっては受取人に関税がかかる場合あり
具体的には、支払いの前であれば送り先として別の住所を追加・選択できます。自分の住所とは違う相手の住所を登録して、そこへ直接届けられるわけですね。
そのため、贈り物を送るときの本当の論点は「ギフト機能があるか」よりも、送り先の正確さ・関税・同梱物・返品といった実務面に集まります。
つまり、eBayのギフト送付は特別な魔法ではありません。通常の購入フローに「相手への直送」を組み合わせたものと考えると、全体像がつかみやすくなります。
ちなみに、海外へ送るときの配送方法は一つではありません。出品者が独自に手配する一般配送のほかに、eBayが運営するeBay International Shipping(eISと呼ばれる国際配送サービス)を使う出品もあります。以前あったGlobal Shipping Program(旧・国際配送プログラム)は、すでにこのeISへ切り替わりました。
eISでは、輸入時の税や手数料をチェックアウトの段階で買い手が支払える仕組みが用意されています。そのため、受取人が到着時にあわてて支払う負担を減らせる場合があります。
購入後に送り先の住所は変更できる?

ここは最初の盲点になりやすいところです。結論から言うと、購入後に送り先の住所を変えるのは、原則としてとても難しいです。
というのも、eBayの仕組み上、セラーは買い手がチェックアウトで指定した送り先を勝手に変更できないからです。
では住所を間違えたときはどうするか。まだ発送されていない場合は、セラーへできるだけ早く連絡するのが第一です。
そのうえで、いったん取引をキャンセルしてもらい、正しい住所で買い直すのが基本的な流れになります。すでに発送済みだと、送り先の変更はできません。
だからこそ、贈り物では「支払う前に送り先が受取人の住所になっているか」を必ず確認してください。ここを一度落ち着いて見直すだけで、多くのトラブルは防げます。
では、すでに発送されてしまったらどうなるのか。この場合、荷物は最初に指定した住所へ向かいます。もし誤った宛先へ進んでしまったら、元の住所で受け取ってから転送するか、返送を待つしかありません。いずれも余計な時間と送料がかかってしまいます。
加えて、住所を間違えたまま届いてしまうと、受取人がその荷物を受け取れず、返送や再発送で贈り物のタイミングを逃すこともあります。だからこそ、支払いボタンを押す前のひと呼吸が、いちばんの防止策になるんです。
購入後の送り先変更について、公式の考え方はeBay公式ヘルプの配送先変更の案内でご確認いただけます。
ギフト包装やギフト設定は用意されている?
「ラッピングして送れるのかな」と期待する方は多いですよね。ただ、ここは正直にお伝えします。
物理的な商品について、eBay全体で統一されたギフト包装機能は、共通の標準機能としては確認できません。
実際には、ギフトラッピングは出品者ごとの任意対応になっているのが実情です。加えて、eBayのセラー向け案内でも、ストアで有料の追加サービスとして用意したり、無料で対応したりする形が紹介されています。
つまり、包装できるかどうかは「その出品者しだい」なんです。
確かに、専用のギフトボタンがあれば分かりやすいですよね。でも現状は、包装をお願いしたいなら購入前にセラーへ直接メッセージで相談するのが確実です。
具体的には「贈り物なので、簡単なラッピングは可能ですか」と一言たずねるだけで十分です。そのうえで、対応可否と追加料金の有無を、事前に確認しておきましょう。
たとえば、eBayストアを構えているセラーの中には、ラッピングを一つの有料オプションとして別に出品している方もいます。反対に、贈り物と伝えると無料で簡単な包装をしてくれる方もいます。対応の幅が広いぶん、事前のひと言がそのまま満足度につながるわけです。
私も最初は「ボタン一つで包装できるはず」と思っていました。しかし実際は、出品者との短いやり取りで決まる部分が大きいんです。丁寧にお願いすれば、快く応じてくれる方は多いですよ。
なお、あくまで一般的な目安ですので、最終的な対応内容は各出品者の回答を優先してください。
ここで、これから説明するギフト対応の「できる・できない」を先に一覧で見ておきましょう。
| やりたいこと | eBayの共通標準機能 | 現実的な対応 |
|---|---|---|
| ギフト包装 | なし | 購入前にセラーへ相談 |
| メッセージカード | なし | 同封できるかセラーへ相談 |
| 値段を隠す | 完全には不可 | 価格の分かる書類を抜くよう依頼 |
| 匿名で送る | 保証なし | 送り主情報は一部相手に見える |
メッセージカードやギフトメッセージは付けられる?
「短いメッセージを添えたい」という気持ち、よく分かります。結論から言うと、これも物理商品では出品者しだいになります。
物理的な商品に対して、eBay共通のギフトメッセージ機能があるとは確認できません。
一方で、eBayが発行するデジタルのギフトカードには、贈り主の名前・受取人のメールアドレス・メッセージといった要素が用意されています。開発者向けの仕様でも、こうしたギフト情報の項目が確認できます。
実は、ここが混同しやすいポイントです。「デジタルギフトカードにはメッセージ機能がある」からといって、「物理商品にも同じ機能がある」わけではないんです。
そのため、物理商品にメッセージを添えたいときは、包装と同じくセラーへ相談するのが現実的です。
具体的には、eBayギフトカードでは受取人のメールアドレスを指定し、贈り主の名前と短いメッセージ、送信日を設定して届けられます。こうした項目は、あくまでデジタルギフトカードのものだと切り分けておきましょう。物理商品にそのまま当てはまるわけではありません。
たとえば、短いカードを同封してもらえないか、購入前に確認してみましょう。対応してくれる出品者もいますが、あくまで任意対応である点は理解しておくと安心です。
値段を隠して送れる?納品書・レシートの扱い
贈り物で気になるのが「値段が相手にバレないか」ですよね。ここは正確に理解しておきたいところです。
結論から言うと、完全に価格を隠せる保証はありません。ただし、配慮できる部分はあります。
まず安心してよいのは、あなたのカード情報や支払い金額の詳細が、セラーへそのまま共有されるわけではないという点です。実際、eBayは買い手のカード情報をセラーへ渡さないと案内しています。
一方で注意したいのが、同梱物です。セラーは注文明細(packing slip)や購入レシート(order receipt)を印刷できます。これらに価格が載っていると、受取人に金額が見えてしまう可能性があります。
加えて、国際発送では税関の書類に商品価格を記載する必要があります。そのため、価格を完全に隠すことは仕組み上むずかしいんです。
それでも、値段の見える紙をできるだけ抜きたいなら、購入時にセラーへ「贈り物なので価格の分かる書類は同梱しないでほしい」とお願いするのが有効です。
補足すると、packing slip(納品書)は注文の内容を示す明細で、order receipt(購入レシート)は買い手が支払った総額を示す書類です。名前は似ていますが役割が違い、とくにレシートや税関書類には金額が関わります。そのため、価格を伏せたいなら「どの書類を入れないでほしいか」まで具体的に伝えると、行き違いが減ります。
| 書類 | 内容 | 価格の見え方 |
|---|---|---|
| packing slip(納品書) | 注文内容の明細 | 伏せられる場合あり |
| order receipt(レシート) | 支払った総額を表示 | 価格が見える |
| 税関書類 | 通関に使う書類 | 価格の記載が必要 |
同梱する納品書の扱いで迷っている方は、ebayで納品書を入れない判断基準もあわせてご確認ください。
匿名で送れる?送り主の情報はどこまで見える?

「送り主が誰か、相手に完全に隠せる?」という疑問もよくあります。結論から言うと、完全な匿名配送は保証されていません。
理由はシンプルで、国際配送では送り主(sender)の情報が配送ラベルや税関書類に記載されることが多いからです。たとえば、USPS(米国郵便)や日本郵便などの通関・輸送書類では、差出人の情報が求められます。
そのため、荷物の外側や書類から、ある程度の送り主情報は相手に伝わると考えておくのが現実的です。
もちろん、前の項目で触れたとおり、カード情報や決済の詳細まで相手に渡るわけではありません。つまり、あくまで「配送に必要な範囲の情報」が見える、というイメージです。
とはいえ、住所や氏名をできるだけ出したくない事情もありますよね。その場合は、差出人情報の書き方や代替手段を事前に検討しておくと安心です。
たとえば、転送サービスを使えば送り主の住所を見せずに済むと考える方もいます。ただ、荷物のあいだに転送業者をはさむと、eBayの取引保護が効きにくくなる場面があり、思わぬ落とし穴になりがちです。
送り主の情報をできるだけ隠したい方は、ebayで匿名配送ができない理由と代替策もあわせてご確認ください。
ebayギフトで送る海外発送と関税の対策
ここからが、贈り物でいちばん大切な関税の話です。
そこで、「相手に思わぬ請求が届いたら申し訳ない」という不安を、正しい知識で解消していきましょう。
誰が払うのか、国ごとにどう違うのか、そして「gift」と書けば無税になるのかという誤解まで、順に整理します。ポイントを押さえれば大丈夫です。
贈り物を送ると関税は誰が払うの?
結論から言うと、関税や輸入時の税は、原則として受取人(輸入者)が支払います。
これはDDU(着払い・買い手負担)という考え方で、国際取引の基本になっています。反対に、DDP(元払い・売り手負担)を選んだ場合だけ、送り主側が関税や通関費用を負担します。
つまり、あなたが贈り物として送っても、受け取る相手の国で税金が発生すれば、その支払いは受取人に求められるのが一般的です。ただ、せっかくのプレゼントで相手に費用がかかると、気まずいですよね。
さらに知っておきたいのが、立替手数料です。配送会社が関税や消費税を立て替えて配達する際、別途手数料がかかることがあります。
具体的には、日本郵便では郵便物1つあたり200円、DHLでは税込2,200円または立替額の2%のいずれか高いほうが目安です。
ここで気をつけたいのが、受取拒否です。関税の支払いをさけようと受取人が荷物の受け取りを拒むと、荷物は返送されたり、通関で長く止まったりします。その結果、往復の送料や保管料といった余計な費用がかかることもあるんです。
だからこそ、贈り物を送るときは「関税が相手に届くかもしれない」と、あらかじめ受取人に伝えておく配慮が大切です。そのひと言があるだけで、相手の戸惑いはずいぶん減ります。
ここで、先ほど触れたeBay International Shippingを使う出品なら、輸入時の費用をチェックアウトで前払いできることがあります。そうすれば、受取人が配達時に請求されておどろく、という事態を避けやすくなります。
反対に、一般配送でDDUのまま送ると、受取人が関税と立替手数料をまとめて請求されるのが基本です。金額は品目や国によって変わるため、あくまで一般的な目安として捉えておいてください。正確な費用は、配送会社や各国の税関の案内でご確認ください。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 関税・輸入税の負担者 | 原則DDU=受取人/DDPを選んだときのみ売り手 |
| 日本郵便の立替手数料 | 郵便物1つあたり200円 |
| DHLの立替手数料 | 税込2,200円 または 立替額の2%の高い方 |
| FedEx等 | 同種の手数料あり |
関税がいつ・誰に請求されるのか不安な方は、ebayで関税をいつ払うかの仕組みもあわせてご確認ください。
「gift」と書けば無税になる?よくある誤解

実は、これが3つの盲点の中でも、いちばん大きな誤解です。結論から言うと、「gift」と書いても、購入品の直送は無税にはなりません。
なぜなら、多くの国では「税関上の贈答品(gift)」の扱いと、「プレゼントとして送ること」はまったくの別物だからです。
たとえば英国政府は、海外で購入した商品を第三者へ直送しても、英国の税関上はgift扱いにならないと明示しています。お店から買って相手に送るものは、たとえ気持ちは贈り物でも、制度上は通常の輸入として扱われるわけです。
ここに注意:プレゼント送付 ≠ 税関上のgift
- 「gift」と書いても、購入品の直送は各国で通常どおり課税される
- 英国政府は「購入して直送した商品はgift扱いにならない」と明示している
- 価格を低く偽る・実態と違うgift表記は関税法に触れるおそれがある
- 荷物の保留や追加の税・罰則を避けるためにも、正直な申告がいちばん安全
そして、ここで絶対に避けたいのが、税金を減らそうとして価格を低く偽ったり、実態と違う「gift」表記をしたりすることです。これは関税法に触れるおそれがあり、荷物の保留や追加の税・罰則につながりかねません。
実務の面でも、国際発送では送り主・受取人・品名・数量・価格・重さといった情報を、税関書類に正しく記載する必要があります。ここがあいまいだと、通関で止まる原因になります。贈り物であっても、この基本は変わりません。
確かに「贈り物なら安くなりそう」という気持ちは分かります。でも、正直に申告することが、結局は荷物をスムーズに届け、相手を守ることにつながります。
加えて、正直に申告しておけば、税関で価格を疑われて荷物が長く止まるリスクも減ります。その結果、贈り物が予定どおり相手に届きやすくなるんです。
私自身の考えでも、贈り物では「安さ」より「確実に、気持ちよく届くこと」を優先したいところです。少しの税金をおしむより、相手が笑顔で受け取れることのほうが、ずっと価値がありますよね。
つまり、「gift」は魔法の言葉ではありません。無税を狙うのではなく、正しく申告したうえで、次に説明する国ごとの免税枠を理解しておくのが正解です。
国ごとに違う関税ルール(日本・米国・英国・EU)

免税になる金額や条件は、送る先の国によって大きく違います。ここは贈り物の行き先ごとに確認しておきたいポイントです。
まず日本に送る場合、課税価格が1万円以下なら関税・消費税が原則免除されます。また、個人輸入では商品代金のおよそ6割を課税価格とする簡易計算が使われ、輸入消費税は標準で10%です。
日本の免税の考え方は、日本の税関が示す少額輸入の免税ルールで確認できます。
次に米国です。米国では、本物の贈答品(bona fide gift)であれば、1人1日あたり100ドルまで免税で送れる枠があります。ただし重要なのは、購入して送るものはこの贈答品にあたらないという点です。
そして英国では、個人から個人への贈り物にかぎり、39ポンド以下なら輸入VAT(付加価値税)が、135ポンド以下なら関税が免除されます。会社(お店)から送られるものや、購入品の直送はこの対象外です。
さらにEU向けは、2026年に大きな変化がありました。2026年7月1日から、EU域外から届く150ユーロ以下の低額な通販貨物に、品目ごとに3ユーロの一時的な関税がかかるようになりました(2028年7月1日までの措置)。これまでの少額免税は廃止されています。
加えて、別途2ユーロほどの取扱手数料の導入も議論されています(🟡2026年後半に向け調整中で未確定)。
言葉だけだと混乱しやすいので、主要な国の目安を表にまとめます。
| 送り先 | 免税の目安 | 購入品の直送の扱い |
|---|---|---|
| 日本 | 課税価格1万円以下は原則免税(個人輸入は代金の約6割で計算・消費税10%) | 受取人が納税者。免税を超えれば課税 |
| 米国 | 本物の贈答品は1人1日100ドルまで免税 | 購入品は贈答品に当たらず対象外 |
| 英国 | 個人間の贈り物のみVAT£39以下・関税£135以下が免除 | お店からの発送・直送は対象外 |
| EU | 2026年7月1日〜150ユーロ以下に品目ごと3ユーロの一時関税(少額免税は廃止) | 受取人払いになる場合あり |
補足すると、米国では2025年に少額輸入の免税(de minimis)が見直され、以前より課税されやすくなっています。これは贈答品の100ドル枠とは別の話なので、混同しないようにしましょう。
このように、同じ「贈り物」でも、送り先の国が変われば結果は大きく変わります。だからこそ、相手の国のルールを先に調べておくことが、いちばんの関税対策になるんです。
いずれの数字もあくまで一般的な目安です。制度は変わることがあるため、送る前に各国の公式情報や配送会社の案内で最新の内容を確認してください。
eBayギフトカードを贈る方法との違い
ここまで物理商品の話をしてきましたが、「eBayギフトカードを贈る」という選択肢と混同しないよう整理しておきます。結論から言うと、この2つはまったくの別物です。
物理商品のギフトは、商品を買って相手に直送する行為です。一方のeBayギフトカードは、eBayが発行するプリペイド型の残高を贈るもので、贈り主の名前やメッセージ、送信日といった要素が用意されています。「相手に好きな物を選んでほしい」ときはギフトカード、「この一品を届けたい」ときは物理商品、というイメージですね。
ただし、ギフトカードには利用条件があります。公式FAQによると、eBayギフトカードの利用には米国登録のアカウントと米国内の配送先が必要です。そのため、日本のアカウントや日本の相手には使いにくい場面があります。
加えて、eBayギフトカードは2026年8月3日をもって、オンラインでの販売が終了する予定です。すでに持っているカードの残高は、これまでどおり利用できます。
そしてもう一つ、絶対に覚えておいてほしい注意点があります。ギフトカードのコードをeBayの外へ送るよう求められたら、それは詐欺です。コードは必ずeBay内のチェックアウトでのみ使ってください。
また、eBayギフトカードはほとんどの商品に使える一方で、ほかのギフトカードや地金・コイン類などには使えません。初めて使うときにアカウントへ紐づき、別のアカウントへは移せない点も覚えておくと安心です。
こうした条件を踏まえると、日本の相手に贈るなら、ギフトカードより物理商品を直送するほうが現実的な場面が多いです。用途に合わせて選んでみてください。
ギフトカードそのものを贈りたいと考えている方は、ebayギフトカードが日本で使えない理由もあわせてご確認ください。
もらった相手は返品できる?セラーへの依頼メッセージ例

「もし相手が気に入らなかったら、返品できるの?」という点も気になりますよね。結論から言うと、返品は基本的に購入者が主導する形になります。
というのも、eBayの返品手続きは、原則として購入者のアカウントか、ゲスト注文の確認メールから始めるからです。受取人が単独で手続きしようとしても、注文情報が手元になく進めにくいことが多いんです。
ただ、返品できるかどうか自体は、贈り物かどうかではなく「返品の理由」で決まります。商品が説明と著しく違う(SNAD=Significantly Not As Described)、破損していた、動かないといった場合は、セラーが返品を受け付ける必要があります。一方、単に気が変わったという理由の場合は、その出品の返品ポリシーしだいです。
こうしたトラブルを減らすには、購入時にセラーへ贈り物である旨を伝えておくのが有効です。参考までに、英語での依頼メッセージ例を挙げておきます。
セラーへの依頼メッセージ例(英語)
Hello, this order is a gift for a friend. Could you please ship it directly to the address at checkout, and avoid including any price documents or receipts in the package? Thank you very much.
(この注文は友人への贈り物です。チェックアウトの住所へ直接発送し、価格の分かる書類やレシートは同梱しないでいただけますか。よろしくお願いします。)
実際の返品の流れとしては、購入者が注文詳細から返品リクエスト(return request=返品の申請)を開き、セラーが応答して返送・返金へと進みます。セラーはこの申請におおむね数営業日以内で応答する必要があります。
そのため、受取人が困ったときは、まず購入者へ連絡してもらう導線を先に伝えておくとスムーズです。「もし何かあったら、送った私に一報してね」と添えておくだけで、いざというときの動きがぐっと速くなります。
もらった相手が「送り主」に知らせる
注文詳細から return request を申請
おおむね数営業日以内に対応
条件に応じて返送し、返金される
このように、ひと言そえておくだけで、贈り物としての体裁が整いやすくなります。丁寧にお願いすれば、対応してくれる出品者は多いですよ。
よくある質問(FAQ)
eBayでアメックス(American Express)は使えますか?
いいえ、使えません。eBayは2024年8月17日にアメックスの取り扱いを終了しました。贈り物の支払いには、次のような方法をお使いください。
- Visa・Mastercard などのクレジット/デビットカード
- Apple Pay・Google Pay・PayPal など
(使える手段はカテゴリや地域で変わる場合があります)
eBayアカウントがなくても贈り物を買えますか?
一部の商品はゲスト購入(登録なしの購入)ができます。その場合は配送先の住所、連絡用のメールアドレス、支払い情報が必要です。ただし返品などは注文確認メールから進めるため、そのメールは大切に保管しておきましょう。
追跡番号は送った側も相手も確認できますか?
はい、確認できます。セラーが追跡番号を登録すれば、購入者はもちろん、ゲスト注文でも荷物を追跡できます。受取人へ追跡番号を共有しておくと、到着の目安が伝わって安心してもらえます。
eBay International Shippingなら関税を前払いできますか?
できる場合があります。eBay International Shipping(eBayが運営する国際配送サービス)では、輸入時の税をチェックアウトで支払える仕組みが用意されています。そうすれば、受取人が到着時に請求されて戸惑う事態を避けやすくなります。
【まとめ】ebayギフトで送る安全な方法
ここまで、eBayで贈り物を送るときの基本と関税について整理してきました。
大切なのは、専用機能に期待しすぎず、送り先・値段の見え方・関税の3点を落ち着いて確認することです。とくに「gift」と書けば無税になるという誤解は、いちばん避けたい盲点でした。
この記事の要点
- eBayに贈り物専用サービスはなく、通常購入で相手の住所へ直送する
- 包装やメッセージは共通標準機能ではなく、購入前に出品者へ相談する
- 購入後の送り先変更は原則できないので、支払う前に住所を必ず確認する
- 関税は原則受取人が負担し、免税額は日本・米国・英国・EUで大きく違う
- 「gift」と書いても購入品の直送は課税対象。正直な申告がいちばん安全
もちろん、正しい知識さえあれば、海外への贈り物は決してこわいものではありません。相手に関税のことを一言そえて、気持ちよく受け取ってもらいましょう。
あなたの贈り物が、世界のどこかで誰かの笑顔につながることを願っています。まずは送りたい商品と、相手の国のルールを確認するところから始めてみてください。