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ebayの名前と本名は誰に見える?3層の盲点と回避の極意

本名が誰に見えるのか疑問を持つセラーのイラスト

こんにちは。eBay Export Chartbook運営者のJです。

ebayの名前と本名って、気になりますよね。

 

「ニックネームのユーザーIDが、買い手にそのまま見えてしまうのではないか」

「本名が世界中の取引相手に出るのは、少し怖い気がする」

「First nameに何を入れればいいのかわからないまま、登録ボタンを押すのが不安」

 

そんな迷いを抱えたまま、アカウント作成の手前で止まる方は多いです。結論から言うと、ebayの本名は普段の取引画面ではほぼ公開されません。

ただし、本名が表に出る場面が確かに存在します。ここを知らないまま進めると、初期設計の段階で事故が起きやすくなります。

 

逆に言えば、ユーザーID・本名・ストア名・屋号は役割が違う4階層です。最初から正しく分けておけば、本名を直接さらすリスクは大きく抑えられます。

 

この記事では、ebayの名前と本名がどの場面で誰に見えるのかを3層に分けて整理します。そのうえで、初期設計で押さえたい盲点と回避の極意までまとめていきます。

 

この記事のポイント

  • ユーザーID・本名・ストア名・屋号は役割が違う4階層と理解する
  • 本名は普段は非公開・INFORM Actや配送ラベルで出る場面がある
  • 本人確認・Payoneer・配送ラベルでは本名を完全一致させる
  • 屋号やビジネス名で本名を隠す選択肢はあるが万能ではない

 

ebayの名前と本名は誰に見えるかを正しく理解する

ebayの中には「名前っぽいもの」が複数存在します。ユーザーID・本名・ストア名・屋号、それぞれ役割と公開範囲が違います。

まずは「誰にどこまで見えるのか」を、ひとつずつ確認していきましょう。

 

ユーザーIDと本名は別物として扱うのが基本

ebayでつまずく方の多くは、ユーザーIDと本名を混同しています。実は、ユーザーIDは自由に決められる「公開ニックネーム」です。一方の本名は、本人確認のために裏側で登録する非公開情報です。

 

種別 公開範囲 変更可否 主な用途
ユーザーID 公開(取引画面で常時表示) 30日に1回 アカウント識別・評価ブランド
本名 非公開(配送・法令時のみ) サポート申請 本人確認・配送ラベル
ストア名 公開(ストアページの看板) 比較的自由 ブランディング・看板
屋号(ビジネス名) 条件付き公開(INFORM Act等) 設定変更可 ビジネスセラー区分

 

たとえば「JapanGoodsShop123」のようなユーザーIDで登録できます。そのうえで、First nameとLast nameは別途「Taro Yamada」のように本名で入れます。ユーザーIDは取引や評価で世界中の人に見えますが、本名は普段は表に出ません。

 

eBay公式のヘルプによれば、ユーザーIDは6文字以上が必要とされています。使える文字は、英字・数字・アンダースコア・アスタリスク・ダッシュ・ピリオドだけです。商標やメールアドレス要素、卑猥な言葉などは使えません。

そして、ユーザーIDの変更は30日に1回までに制限されています。変更後の30日間は新しいユーザーIDの横にアイコンが付き、旧IDも他人が30日使えません。

 

このルールがある時点で、ユーザーIDは「コロコロ変えるニックネーム」ではなくブランド資産です。確かに「本名で本人っぽいIDのほうが信頼されそう」と感じる方もいます。しかし、本名をそのままユーザーIDにする必要はありません。

 

たとえば「Tarou_Yamada_1980」のように本名と生年月日を組み合わせたIDは要注意です。個人情報の特定リスクが高くなり、SNSや別のサービスから本人を辿られる可能性が出てきます。

むしろ、覚えやすく取扱商品のテーマがわかるIDのほうが、買い手の記憶に残りやすいです。取引のたびにフィードバック画面にもIDが表示され、評価が積み上がるほど資産価値が増していきます。

 

結論として、ユーザーIDは公開・本名は非公開、まずこの2つを完全に別物として扱いましょう。

 

すでに登録した名前を直したい方もいると思います。まとめて整えたい方は、ebayの名前変更で本人確認とPayoneerを直す手順もあわせてご確認ください。

 

普段の取引で本名が買い手に出ない仕組み

商品ページと金庫で本名が買い手に出ない仕組みを表すイラスト

ebayの商品ページや検索結果に並ぶ「セラー情報」を思い浮かべてみてください。そこに表示されているのは、ユーザーIDかストア名のどちらかです。

 

ところで、本名(First name / Last name)はどこにも出ていないことに気づきます。これは、ebayがプライバシー設計として「本名や住所を非公開」にしているためです。

 

たとえば出品ページ・評価欄・メッセージ機能、いずれも表示はユーザーIDが基本です。買い手があなたを認識する手段は、まずユーザーIDになります。そのうえで、ストア登録をしている場合は、ストア名が看板として並びます。

 

セラー側のホーム画面である「Hi, [ユーザーID]」表示も、本名ではなくIDです。つまり、ebayの内部UIですら、日常的に出るのはユーザーIDだけになっています。

 

具体的に、ebayの管理画面では「My eBay」がトップ階層になります。そこからAccount Settings → Personal Information と辿って、初めて本名が表示される構造です。

言い換えると、本名は数クリック奥に隠してある「設定情報」の扱いです。商品を見て買おうとする買い手の動線とは、まったく交わらない位置に置かれています。

 

ちなみに、フィードバックを残す際にも、買い手は本名ではなくユーザーIDに対して評価を付けます。そのため、評価履歴に本名がリストアップされることもありません。

 

もちろん、メッセージ機能で買い手とやりとりする際も、表示はユーザーIDで完結します。署名で本名を自分から書かない限り、相手には知られない設計です。

 

ebayの本名は「アカウント内側に保管された個人情報」という位置づけです。普段の取引で買い手の画面に本名がパッと出ることは、原則ありません。

ここを理解しておくと、「本名が世界中に晒されるのは怖い」という不安は和らぎます。要するに、普段の取引画面で本名は出ない、これがebayの基本仕様です。

 

買い手に名前が見える3つの場面を整理する

「普段は出ない」と言っても、本名が出る場面はゼロではありません。ここで具体的に3つの場面を整理しておきます。

 

場面 対象セラー 開示内容 回避策
①配送・領収書 全セラー 差出人名(本名) 屋号運用+住所工夫
②INFORM Act 200件 + $5,000以上 $20,000超で氏名・住所 屋号・別住所登録
③DSA(EU商品ページ) EU向け出品セラー ビジネス情報一式 ビジネス名+EU出品制限

 

まず1つめは、取引成立後の配送・領収書まわりです。ebayでは、登録した本名がデフォルトで「配送ラベルの差出人名」として使われます。商品を購入した買い手は、注文詳細から差出人名(あなたの本名)を目にします。

 

これは越境ECの実務上、避けにくい開示です。配送会社側で差出人情報が必要なため、本名以外で出すには別の運用設計が必要になります。

 

次に2つめが、INFORM Consumers Actによる開示です。これは米国の法律で、年間販売件数や売上が一定の閾値を超えると氏名や住所が表示されます。具体的な閾値は、後ほど詳しく解説します。

 

3つめは、DSA(Digital Services Act)対応の商品ページです。EUバイヤーが購入できる商品ページには、ビジネス連絡先情報が表示されます。ビジネス名・住所・認証済みメール・電話番号が、商品ページから見える運用です。

DSAは2024年初頭から本格運用されているEU側の法令です。つまり、米国法(INFORM Act)と欧州法(DSA)の両方を意識する必要があります。

 

1つめの配送まわりは規模に関係なく避けにくく、2つめと3つめは販売規模・地域で発動します。「日常画面では出ないが、取引・法令・地域要件のいずれかで出る」のが正しい理解です。

 

ストア名・表示名・ユーザーIDの使い分け

IDカード・ストア・荷物でストア名と表示名の使い分けを表すイラスト

ここで一度、ebayにおける「名前まわり」の役割を整理しましょう。

 

たとえると、ユーザーIDは「会社名」、ストア名は「お店の看板」、本名は「宅配便の宛名」です。ユーザーIDは、出品ページや評価ページで世界中の人に見えるアカウント名です。

 

ストア名は、ストア登録(ebayストア機能)をした人だけが設定できる名前です。そしてストアトップページや出品一覧で、ブランディング上の看板として機能します。本名は、本人確認や配送ラベルで使われる、いわば裏方の情報です。

 

実は、ユーザーIDとストア名は同じ文字列でも違う文字列でも構いません。たとえば、ユーザーIDが「japan_camera_shop」で、ストア名が「Japan Camera Shop」もOKです。表記を整えるだけでも、ブランディングが大きく変わります。

 

ストア名はユーザーIDより変更しやすく、後から整える方も多いようです。一方のユーザーIDは30日に1回しか変更できないため、最初の判断が重く効きます。

 

ブランディングの実例を挙げると、写真機材専門店なら「VintageLensTokyo」のような表記が伝わります。ジャンルと地域がIDから読めると、買い手が「日本の専門店だ」と直感的に判断しやすくなります。

 

具体的には、扱う商品ジャンルが固まってからユーザーIDを決めるとブレが減ります。たとえばカメラ専門で売るのに「general_japan_shop」だと、ジャンル感が伝わりません。

一方で、初期段階で扱う商品が決まっていない場合は、汎用的なIDから始めても問題ありません。ストア名は後から差し替えやすいので、ジャンルが固まった段階で看板を整えるイメージです。

 

ストア名は後からブラッシュアップしやすいので、まずは仮で決めてから育てるのも一手です。そして本名は、これら2つとは完全に切り離した「裏方の登録名」として固定します。結論として、3つは混同せず、それぞれの役割で設計するのが正解です。

 

INFORM Actで本名が出るのはどんな時か

INFORM Consumers Actは、米国の消費者保護を目的とした法律です。オンラインマーケットプレイスに、一定基準を超えるセラー情報の開示を義務づけています。

 

段階1:通常出品(対象外)

12ヶ月で200件未満 または 売上$5,000未満

→ 本名・住所の開示なし(配送ラベル除く)

段階2:ハイボリュームセラー該当

12ヶ月で200件以上 + 売上$5,000以上(直近24ヶ月内)

→ eBayが氏名・住所・電話・メール等を収集・確認

段階3:年売上$20,000超

氏名(または会社名)と完全な物理住所を買い手に開示

→ 注文確認メール・注文詳細ページに表示/自宅住所は州・国のみ

 

eBay公式の説明によると、ハイボリュームセラーの定義はこう決まっています。「直近24ヶ月以内に、12ヶ月間で200件以上かつ売上5,000ドル以上を達成したセラー」です。

 

ハイボリュームに該当すると、まずeBayはあなたの身元情報を収集・確認します。個人セラーなら、氏名・住所・電話番号・メール・銀行口座情報の確認が入ります。ビジネスセラーなら、加えて政府発行のIDコピーの提出も求められます。

 

そして、年間売上が20,000ドルを超えると、氏名と住所が買い手の注文確認メールに表示されます。同時に、注文詳細ページからもセラー情報を確認できる運用になります。

 

ただし、登録住所が自宅住所の場合は「州と国のみ」の表示にとどまります。加えて、別途リターン用住所を設定していれば、そちらが優先表示される運用です。ハイボリュームセラーは、年に1回情報を確認・更新する義務もあります。

 

年次更新の通知は、eBayの管理画面やメールで届く運用です。放置すると、出品停止や売上金ホールドのリスクがあるため、届いたら速やかに対応するのが安全です。

 

つまり、副業レベルで小さく出品している段階ではINFORM Actの対象外です。しかし販売規模が大きくなるほど、本名が買い手側に開示されるラインに近づきます。

確かに「米国法だから日本の自分には関係ない」と思いがちです。しかし、ebay.comに出品して米国の買い手に売る以上、対象になります。

 

なお、ここで扱う件数や金額はあくまで一般的な目安です。最新の運用ルールはeBay公式が随時更新しています。正確な情報はINFORM Consumers Act for High-Volume Sellers(eBay Seller Center)でご確認ください。判断に迷う場面では、税理士など専門家にご相談ください。

 

ここまでで「名前が見える場面」は整理できました。次に気になるのが、名前とセットで出てしまう住所のほうです。差出人欄まで含めて隠せるのかは、こちらの記事で確認しておくと安心できます。

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ebayの名前と本名でつまずかない初期設計の考え方

ここまでは「どこで本名が見えるか」の話でした。次は、本名そのものを正しく登録するための「初期設計」です。

本人確認・姓名の入れ方・Payoneer・屋号、それぞれに注意点があります。1つずつ順番に押さえていきましょう。

 

本人確認で本名と一致させる書類の選び方

ebayの販売アカウントを使い始めると、本人確認(KYC)の段階が必ず訪れます。これはKnow Your Customerの略で、マネーロンダリング防止などの本人確認手続きです。

 

Payoneer経由の本人確認では、パスポート・運転免許証・在留カード・特別永住者証明書のいずれかが本人確認書類になります。住基カード(住民基本台帳カード)は2015年12月に交付が終了し、2025年12月末までにすべて失効しています。マイナンバーカードや健康保険証も、Payoneerの本人確認書類のリストには載っていません。

 

加えて、住所確認用の書類が必要なケースもあります。具体的には、公共料金の請求書・賃貸契約書・銀行取引明細書のいずれかです。撮影時のコツとして、書類は2MB以上の高解像度・カラー・鮮明であることが推奨されます。

 

主な書類を比較すると、それぞれメリットと注意点があります。

書類 ローマ字表記 メリット 注意点
パスポート 公式(記載済み) 国際標準・有効期限10年 取得に時間と費用
運転免許証 自分で決める 取得しやすい ローマ字揺れに注意
在留カード 公式(記載済み) ローマ字が公式表記 表と裏の両方が必要
特別永住者証明書 公式(記載済み) ローマ字が公式表記 表と裏の両方が必要

 

ここで覚えておきたいのが、書類選びは将来のPayoneer連携まで見据える点です。パスポートはローマ字表記が公式で固定されているため、海外連携で使いやすい書類です。

 

一方の運転免許証は、氏名がカナと漢字で記載されているのが基本です。そのため、ローマ字スペルは自分で決めて入力する必要があり、揺れが起きやすくなります。

 

本人確認の通過率を考えると、パスポートをお持ちならそちらを優先するのが安全です。運転免許証で進める場合は、Payoneer登録時のローマ字とebay側のローマ字を完全に揃えます。

 

そしてもっとも大切なのが、ebayの登録名と書類の氏名が完全に一致していることです。たとえばパスポートが「YAMADA TARO」なのにebay側で「Tarou Yamada」では再提出になります。

 

撮影段階のミスも、再提出の原因として多いようです。四隅が切れている・反射で文字が読めない・暗くて判読不能といった事例がよく報告されます。影で氏名や顔写真が判読できないパターンも、再提出になりやすい典型例です。

 

結論として、書類選びは後から変えにくいPayoneerとも揃える前提で考えるのが安全です。通しやすさを先に知りたい方は、ebayの本人確認は4種類、審査が止まる盲点と最短で通す順番もあわせてご確認ください。

 

提出書類の最新の指定はeBay Japan側のページで案内されています。詳しくはeBay販売サポートサービス登録に必要な確認書類(eBay Japan)を直接ご確認ください。

 

First nameとLast nameの正しい入れ方

登録フォームにFirst nameとLast nameを入力するイラスト

ebayの登録画面では、First nameとLast nameを別々に入れます。ところが、ここで多くの方が「どっちが姓でどっちが名なのか」と一瞬迷います。

 

結論から言うと、First name=名(given name)、Last name=姓(family name)です。たとえば「山田太郎」さんなら、First name欄に「Taro」、Last name欄に「Yamada」と入れます。つまり、日本語の語順とは逆になります。

 

ローマ字表記は、パスポートやクレジットカードと同じスペルに揃えるのが鉄則です。たとえばパスポートで「TARO YAMADA」となっているなら、ebayでも同じスペルで入れます。

 

このとき注意したいのが、海外配送ラベルが日本語に対応していないという事実です。差出人欄に漢字や全角文字が入っていると、配送会社のシステムで文字化けが起きます。最悪の場合、空欄として処理されたり、ラベル発行自体が失敗するケースもあるようです。

 

加えて、Last nameに「山田」と漢字を入れてしまうと、本人確認の書類とも一致しなくなります。結果として、KYC通過率が落ちるケースもあると言われます。

 

もうひとつの落とし穴が、姓名の順番を逆に入れてしまうパターンです。First nameに「Yamada」、Last nameに「Taro」と入れる方が一定数います。

 

姓名を逆に登録すると、Payoneer連携時の名義不一致でブロックされる可能性が高まります。本人確認の段階でも、書類の氏名と一致せず再提出になるケースが多いようです。

 

この場合、配送ラベルや領収書では「Yamada Taro」のように姓名が逆転して表示されます。受取人や配送会社が混乱するケースもあるため、注意したいポイントです。登録直後に管理画面のPersonal Informationを開き、FirstとLastの並びを必ず確認しましょう。

 

ローマ字のスペル方式(ヘボン式・訓令式)は、原則パスポートに合わせます。パスポート申請時に使ったスペルが、その後の海外取引でもスタンダードになるためです。

要するに、最初からパスポート表記のローマ字で揃えておくのが、もっとも安全な入れ方です。

 

Payoneerと本名の名義一致が必須な理由

決済と銀行・IDの名義一致の関係を確認するセラーのイラスト

ebayでは、決済の受け取りにPayoneerを利用するのが一般的です。そしてここでも、本名の扱いがとても重要になります。

 

実は、ebay・Payoneer・銀行口座・本人確認書類の4箇所で完全一致が求められます。氏名・住所・電話番号・アカウント種別が、4箇所すべてで揃っている必要があります。

 

たとえばebayが「Taro Yamada」、Payoneerが「TARO YAMADA」では弾かれることがあります。大文字小文字の違い、スペースの位置、ハイフンの有無まで影響することがあるようです。

 

住所も同じで、番地の表記順や町名の英訳ゆれが原因で連携できないケースがあります。「1-2-3 Kanda」と「1-2-3, Kanda」のようなコンマの有無も、神経質に揃えるのが安全です。

 

住所のチェックポイントを具体的に挙げると、以下のようになります。

  • 番地のハイフン(半角と全角の違い)
  • 町名の英訳ゆれ(「Kanda」と「Kandacho」など)
  • 建物名・部屋番号の有無(片方にだけ書いている)

 

これらは小さい違いに見えますが、Payoneer側のシステム照合で「不一致」と判定されます。

 

具体的には、ebayが「個人」アカウントなら、Payoneerも「個人」である必要があります。ebayが「ビジネス」なら、Payoneerも同区分のビジネスアカウントを開く必要があります。

 

ここがズレると、本人確認のフェーズで売上金がホールドされる可能性があります。あるいは、認証エラーで先に進めなくなる事例もあります。

 

実際にPayoneerの審査は、書類確認に数営業日から1週間以上かかることもあります。その間、不一致が見つかると追加書類の提出を求められて、さらに時間が伸びます。

 

確かに、後から直すこともできます。しかし、書類提出のやり直しが発生して時間ロスになります。売上金が入ってこない期間は、キャッシュフローも厳しくなりがちです。

結論として、最初の登録時点で「ebayとPayoneerは双子のように揃える」が安全です。

 

屋号やビジネス名で本名を隠せるかの限界

屋号の看板の陰から本名の自宅が見える限界を表すイラスト

「どうしても本名は出したくない」という方には、屋号やビジネス名の選択肢があります。個人事業主の場合、ebayでビジネス名(屋号)を登録できます。

 

ただし、屋号がまだ決まっていない段階では、本名で登録しても問題ありません。実際にeBayサポートでも、屋号未定なら個人名で登録してOKと案内されています。

 

ここで誤解しやすいのが、「屋号にすれば本名が完全に隠せる」というイメージです。INFORM ActやDSAの開示要件に該当する場面では、登録した「ビジネス名」が表示されます。

 

つまり、屋号にしておけば本名は出にくくなるが、屋号という別の表記が公開される仕組みです。しかも、屋号と紐づく住所が自宅のままだと、住所側で本人が特定されるリスクは残ります。

 

そのため、屋号を使う場合は、住所側もバーチャルオフィスや法人口座と組み合わせます。これらをセットで設計しておくと、より公開リスクを下げやすくなります。

 

もうひとつの注意が、屋号には「使えない名前」があるという点です。すでに使われているebay登録屋号や、商標登録された他社名は使えません。そのため、屋号を決める前に商標検索とebay内検索の両方をかけておくと安全です。

 

たとえば「Sony」「Nike」のような商標を含む屋号は、登録時点で弾かれます。有名ブランドや既存ストアと似た屋号も、商標権侵害として通告される可能性があります。

 

DBA(Doing Business As)は、海外で「屋号で営業すること」を指す表記です。個人の本名と異なる商号で営業する場合の正式な扱いになります。

 

確かに、屋号運用は本名公開を避けつつブランディングを強化できる有効な手段です。とはいえ、住所と紐づく以上、完全な匿名化はできません。

 

アカウント区分で迷っている方は、ebayのビジネスアカウントと個人の違いの選び方もあわせてご確認ください。

 

よくある質問(FAQ)

ebayで買い物するときも、自分の本名はセラーに見えますか?
プライバシー
購入が成立すると、配送のためにセラーは買い手の氏名・住所を確認できます。
ただし、購入確定前の検索や閲覧中は、ユーザーIDだけが相手に見える状態です。
買い物用と販売用でアカウントを分けたい方は、別のIDで作るのが一案です。
本名を間違って登録してしまった場合、罰則はありますか?
トラブル
罰則というより、本人確認やPayoneer連携の段階で弾かれて先に進めなくなります。
書類氏名と一致しないと再提出になり、その間は売上金がホールドされる可能性があります。
すぐ気づいた段階で、ebayの問い合わせ窓口経由で修正申請するのが安全です。
法人化したらebayの登録名はどう変わりますか?
手続き
個人事業主から法人に切り替える際は、登録名が個人名から法人名(商号)に変わります。
あわせてPayoneerもビジネスアカウントへ切り替え、eBay側のアカウント区分(個人→ビジネス)変更が必要です。
法人登記の謄本など、追加の書類提出を求められるケースが多いようです。
本名公開を避けるもっとも現実的な方法は何ですか?
プライバシー
3つの組み合わせが現実的です。
1. ebayでビジネス(屋号)登録にする
2. 配送・登録住所をバーチャルオフィスにする
3. ストア機能を契約してストア名を看板にする
ただし、INFORM Act対象になると屋号と住所はバイヤーに開示されるため、完全な匿名化はできません。

 

【まとめ】ebayの名前と本名は4階層の設計で迷わなくなる

ここまで、ebayの名前と本名がどこで誰に見えるのかを3層に分けて整理しました。もう一度ポイントを振り返ります。

 

ユーザーID・本名・ストア名・屋号は、それぞれ役割が違う4階層です。普段の取引で本名は基本的に表に出ませんが、開示される場面が3つあります。

 

具体的には、配送ラベルの差出人欄・INFORM Actの閾値到達時・DSA対応のEU向け商品ページです。そしてどの場面でも、本名と書類氏名・Payoneer名義が完全一致していることが事故防止の前提になります。

 

登録前と登録後の両方で、下の要点を一度ずつ照合する習慣をつけると安全です。特にPayoneer連携の前は、ebay側のPersonal InformationページとPayoneerの登録情報を並べて確認しましょう。

 

ebayの名前と本名の要点

  • ユーザーIDは公開ニックネーム、本名は非公開の登録情報として完全に切り離す
  • 本名が出るのは配送ラベル・INFORM Actの閾値到達時・DSA対応のEU商品ページの3場面
  • First nameに名・Last nameに姓を入れ、パスポート表記のローマ字で統一する
  • ebay・Payoneer・銀行口座・本人確認書類の4箇所を氏名も住所も完全一致させる
  • 屋号運用は住所側の対策とセットで設計する(屋号だけでは匿名化できない)

 

ebayの名前と本名は、最初の登録で気をつけるだけで、後の運用がぐっと楽になります。逆に最初の段階を雑に進めると、本人確認やPayoneer連携でつまずきがちです。

この記事を参考に、ご自身のebayアカウントの名前まわりを一度見直してみてください。

 

名義を揃えたつもりでも、Payoneerの連携画面で止まってしまうことがあります。次は、その原因の切り分け方を確認しておきましょう。

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