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ebayの予約販売は30日以上先でも違反ではない40営業日の真実

ebayの予約販売で、発売日と出荷できる日をカレンダーで確認する男性のイラスト

こんにちは。eBay Export Chartbook運営者のJです。

ebayの予約販売で30日以上先の商品を出していいのか、気になりますよね。

 

実際に調べていくと「30日以上先はポリシー違反」「アカウント停止になる」という説明が次々に出てきます。その一方で、発売が2か月先の商品を平気で出しているセラーもいる。私も最初は、どちらが本当なのかまったく判断がつきませんでした。

 

結論から言うと、30日を超えているという理由だけで違反になるわけではありません。というのも、今のプレセール(予約販売)のポリシーが求めているのは、購入から40営業日以内の発送だからです。

 

そこでこの記事では、なぜ30日という数字が広まったのかを整理します。さらに、40営業日が実際は何日になるのかも数えてみます。加えて、ハンドリングタイムの決め方や発売延期時の動き方まで、公式の一次情報をたどりながら解説します。

 

この記事のポイント

  • 「30日以上先は違反」は旧ルールで、今は購入から40営業日以内の発送が条件
  • 40営業日は土日と祝日を抜くと暦の上で約2か月になる
  • 見るのは発売日ではなく、実際に配送業者へ渡せる日
  • 守るのはタイトル・説明・発送予定日・ハンドリングタイムの4つ

 

ebayの予約販売は30日以上先だと本当に違反になるの?

まずは、いちばん知りたい白黒の判定からいきましょう。もしここを間違えると、出せるはずの商品を自分で捨てることになります。逆に、知らないままアカウントを危険にさらすこともあります。

公式ポリシーの原文と、実際のカレンダーの両方から確認していきます。

 

予約販売(プレセール)とは?在庫がなくても出品できる仕組み

在庫のない空の棚を前に、ノートパソコンで予約販売の出品をする様子のイラスト

まず、予約販売とは何かを整理します。まだ一般発売されていない商品を、発売前に出品して先に注文を受ける売り方のことです。eBayでは英語でPresale(プレセール)と呼ばれています。

たとえばゲームソフトやトレーディングカードなど、発売日が決まっている商品と相性のいい方法です。

 

いちばんの特徴は、出品した時点でセラーの手元に商品がなくてもいい、という点にあります。実際に、eBay Japanのプレセールのページにも説明があります。こうした商品は「セラーの手元に商品(在庫)がないことがあります」と書かれているんです。

 

実際に、この仕組みのおかげで人気商品の予約枠を押さえながら海外の需要を先に取りにいけます。

 

ちなみに予約販売の対象としては、ビデオゲームやトレーディングカード、オーダーメイド商品などが挙げられています。

 

とはいえ、手元にないからこそ「届かない」というリスクも同時に大きくなります。バイヤーからすれば、お金を払ったのに何週間も何も届かない状態が続くわけですから。

 

だからこそeBayは、予約販売にだけ専用のルールを用意しています。この仕組みを使わせてもらう代わりに、守るべき条件がある。そう考えておくと理解しやすいはずです。

 

在庫を持たずに出品すること自体に不安がある方は、ebayの無在庫販売の禁止ラインと判断軸もあわせてご確認ください。

 

「30日以内」は旧ルールで今は40営業日以内の発送が条件

結論から言うと、「30日以内」は過去のルールです。つまり、現在のeBay公式の予約商品ポリシーが求めているのは1つだけ。購入から40営業日(40 business days)以内に発送することを保証できることです。

実際に英語版の原文を見ると、はっきり書かれています。次の一文です。

「guarantee shipment within 40 business days of purchase」

 

では、なぜ30日という数字がこれほど広まったのか。理由はシンプルで、以前は本当に30日ルールだったからです。

 

まずeBayが、ハンドリングタイム(発送準備期間)の上限を30営業日から40営業日へ広げました。そして、それに合わせてプレセールのポリシーも更新されています。さらに英語版のポリシーでは、2024年2月にこの日数が暦日ではなく営業日であることが明確化されました。

 

以前のルール

ハンドリングタイムの上限は30営業日。予約商品も「30日以内」で案内されていた

▼ 上限が拡大

ハンドリングタイムが40営業日まで設定可能に

同営業日から40営業日まで選べるようになった

▼ ポリシーも追随

現行ルール:購入から40営業日以内の発送

英語版では2024年2月に「暦日ではなく営業日」であることが明確化された

 

つまり、今も検索結果に残っている「30日以上先は違反」という説明の多くは、更新前の情報のまま止まっています。書かれた当時は正しかった。ただ、その後にルールが変わったんです。

 

覚えておきたいのは、予約商品の期限がハンドリングタイムの上限と連動して動いたという点です。つまり40営業日は、予約販売のためだけの特別枠ではありません。eBayで設定できる発送準備期間の上限そのもの、ということです。

 

確かに、古い情報のほうが数が多いと、そちらが正しく見えてしまいますよね。私も最初は完全に思い込んでいました。

 

ですから、予約販売のルールを確認するときは、いつ書かれた情報なのかを必ず見てください。判断の基準にすべきは、今この瞬間の公式ページです。

 

予約商品のルールの原文はeBay公式の予約商品に関するポリシーでご確認ください。

 

40営業日って何日?土日と祝日を抜いて実際に数えてみた

土日祝を除いた40営業日が何日になるかをカレンダーで数える様子のイラスト

ここがいちばん誤解されやすいところです。40営業日は、40日ではありません。

実際に、eBay Japanの配送設定ガイドを見てみましょう。発送準備期間は「24時間単位」ではなく「営業日単位」で数えると明記されています。しかも、日本のカレンダーにおける土曜・日曜・祝日は営業日に含まれません。

 

そこで、内閣府が公表している国民の祝日をもとに、実際のカレンダーで数えてみました。

 

たとえば2026年8月24日(月)に購入された場合、40営業日目は10月23日(金)になります。経過した日数は60日です。9月1日(火)に購入されたなら40営業日目は11月2日(月)で、経過は62日。

 

購入された日 40営業日目(発送の期限) 経過した暦日
2026年8月24日(月) 2026年10月23日(金) 60日
2026年9月1日(火) 2026年11月2日(月) 62日
2026年4月1日(水) 2026年6月2日(火) 62日
2026年12月1日(火) 2027年1月28日(木) 58日

 

※内閣府が公表する国民の祝日をもとに、購入日の翌営業日から起算して算出(土日・祝日は除外)。年やカレンダーによって前後します

 

つまり40営業日は、暦の上ではおよそ58〜62日。時期によって前後しますが、およそ2か月に相当します。「30日以上先」という感覚とは、かなりズレているのが分かると思います。

 

逆に言えば、旧ルールの30営業日でさえ暦では44〜48日ありました。当時ですら「30暦日以上先だから一律アウト」ではなかったんです。

 

数え方にもクセがあります。公式ガイドの例では、月曜に購入されて1営業日の設定なら火曜の23時59分までが期限。金曜や土日に購入された場合は、翌営業日である月曜の23時59分までが期限になります。購入日そのものは数えず、翌営業日から数え始めるイメージです。

 

もちろん、祝日の入り方は年や月によって変わります。実際の期限はご自身のカレンダーで数えてみてください。ここでの日数はあくまで一般的な目安です。

出典:内閣府「国民の祝日について」

https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

 

バイヤーにいつ届くと伝えればいいのか迷っている方は、ebayの商品がいつ届くかの日数の目安もあわせてご確認ください。

 

日本語ページは「40日」英語ページは「40 business days」という食い違い

混乱の震源は、実はここにあります。日本語のページには「営業日」という言葉が出てこないんです。

 

たとえばeBay Japanのプレセールのページ。必須要件として「出品商品が購入日から40日以内に一般発売されると保証されていること」と書かれています。さらにeBay.comの日本語版でも「購入後40日以内に商品を発送することを保証する必要があります」という表現です。

 

一方、英語版は明確に「40 business days」。ところが日本語では「営業日」の一語が落ちているんです。

同じポリシーのはずなのにです(🟡ページによって表記が異なるため、最終確認は公式ページで)。

 

確認するページ 期限の書き方 何を基準にしているか
eBay公式ポリシー(英語版) 40 business days(40営業日) 発送
eBay.com(日本語版) 40日 発送
eBay Japan プレセールのページ 40日 一般発売

 

※2026年8月時点の各ページの記載(🟡表記は改定されることがあるため公式で最新をご確認ください)。日本語ページには「最新情報は英語版を確認」と案内があります

 

さらにややこしいのが、日本語ページは「一般発売」、英語版は「発送」を基準にしている点です。

 

実は、この食い違いについては日本語ページ自身がヒントを出しています。ページの最後にこう書かれているんです。

 

「本ページの内容は基本的に英語版のPresale listings policyを翻訳したもの」

「最新情報等確認する場合には、こちらを適宜ご確認ください」

 

つまり、翻訳版と原文で差が出たときは、原文である英語版が基準になります。そのうえで、より厳しいほうに合わせて動けば、どちらの読み方でも安全です。

 

ポリシーの表現は改定されることがあります。出品を判断する前に、必ずご自身でeBay公式ページの最新の記載をご確認ください。判断に迷う内容は、eBayのサポートに直接確認するのがいちばん確実です。

 

見るべきは発売日ではなく配送業者に渡せる日

発売日ではなく配送業者に荷物を渡せる日を基準にすることを表したイラスト

もうひとつ、見落とされがちな落とし穴があります。40営業日は「発売日までの期限」ではなく「発送までの期限」だということです。

 

英語版のポリシーが求めているのは、あくまで商品を発送することです。しかも公式ポリシーは、ハンドリングタイムに2つの時間を含めるよう求めています。商品を入手するのにかかる時間と、配送業者に荷物を引き渡すのにかかる時間です。

 

たとえば、発売日が購入から38営業日後だったとします。ここだけ見れば、40営業日以内におさまっていて余裕がありそうですよね。

 

しかし、メーカーや卸から自分の手元に届くまで3営業日、検品と梱包に1営業日かかるとどうなるか。実際に配送業者へ渡せるのは42営業日目です。発売日は間に合っていても、発送は間に合っていません。

 

STEP1 発売日 購入から 38営業日目 → ここだけ見ると余裕があるように見える

+3営業日

STEP2 自分の手元に入荷 41営業日目

+1営業日

STEP3 検品・梱包を終えて配送業者へ 42営業日目 → 40営業日を超過

 

ここが「発売日で判断すると事故る」理由です。私も最初は、発売日さえ確認すれば大丈夫だと思っていました。

 

さらに注意したいのが、40営業日の起点が「出品した日」ではなく「購入された日」だという点です。たとえばオークション形式なら、出品開始から落札まで10日かかっても、期限が始まるのは落札された日からです。固定価格なら、バイヤーごとに購入日が違うので期限もバラバラになります。

 

ですから、判断のときは必ず「発売まで何営業日か」ではなく「配送業者に渡せるまで何営業日か」で数えてください。この置き換えができるだけで、危ない出品はかなり減らせます。

 

2か月先の商品を出しているセラーがいる理由と真似してはいけない線

真似してよい出品例と危険な出品例を虫眼鏡で見比べる様子のイラスト

「発売が2か月先の商品を出しているセラーがいる」という話には、2つの答えがあります。

 

ひとつは、単純にルールの範囲内であるケースです。すでに見たとおり、40営業日は暦にすると約2か月ありました。ですから2か月先の商品でも、入荷と発送まで含めて40営業日以内におさまるなら、条件を満たせることがあるんです。

 

もうひとつは、はっきり違反している出品も存在するということ。ポリシー違反の予約出品が削除された、という声は海外のコミュニティでも見かけます。

 

確かに、他のセラーが自由にやっているのを見ると、自分だけ損をしている気分になりますよね。

 

ただ、ここで大事なのは「出品できている」ことと「許可されている」ことは別だという感覚です。違反出品はその場ですぐ止められるわけではありません。けれども、見つかったときに困るのは自分のアカウントのほうですから。

 

実際に、eBay Japanのプレセールのページにも守らない場合の措置がはっきり書かれています。出品の削除、検索結果での表示の低下、セラーレベルへの影響、そしてアカウント停止。英語版でも、警告や販売活動の制限、アカウントの停止が例として挙げられています。

 

他のセラーを基準にするのではなく、公式ページを基準にする。遠回りに見えて、これがいちばん早い道だと思っています。

 

40営業日という期限の話が出てきたので、もうひとつの「期限」にも触れておきます。バイヤーがケースを開けるのはいつからなのかを逆算して知っておくと、予約販売中の不安はかなり軽くなります。

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ebayの予約販売で30日以上先を扱うときの実務と守り方

ルールが分かったら、次は自分の出品をどう組み立てるかです。そこで、ここからは出品前の準備からトラブル時の動き方まで、順番に実務へ落としていきます。

やることは決して多くありません。押さえる順番さえ間違えなければ大丈夫です。

 

出品前に必ず満たす4つの必須要件をチェックする

予約販売の出品前に満たすべき4つの必須要件をチェックリストで確認するイラスト

予約商品を出すときに満たすべき条件は、公式ポリシーで4つに整理されています。ここを一度覚えてしまえば、毎回の判断はすごく楽になります。

 

ひとつ目は、購入から40営業日以内に発送することを保証できること。ふたつ目は、発送可能になる日を出品情報に明記すること。「近日発送」ではなく、日付として書くのがポイントです。

 

3つ目が、意外と抜けやすいところです。予約商品であることを、タイトルと説明の両方に明記すること。片方だけでは要件を満たしません。

 

タイトルではPRESALE、PRE-ORDER、PSLといった表記がよく使われます。ただし、大事なのは特定の単語そのものではありません。バイヤーが「これは予約商品だ」と一目で分かる状態かどうかです。

 

4つ目は、商品の入荷にかかる時間とバイヤーへ発送するまでの時間を加味したハンドリングタイムを設定すること。ここは次の見出しで詳しく見ていきます。

 

出品ボタンを押す前の4つのチェック

  • 購入から40営業日以内に発送できると言い切れるか
  • 発送できるようになる日を、日付で出品情報に書いたか
  • 予約商品であることを、タイトルと説明の両方に書いたか
  • 入荷にかかる日数と検品梱包の日数を、ハンドリングタイムに含めたか

 

もうひとつ、公式ポリシーには見落とされやすい要件があります。すでに在庫として持っていない場合は、出品する前に契約などで予約商品を確保しておくこと。仕入れの当てがない状態で先に出す、という順番は想定されていません。

 

確かに、タイトルにPRESALEと入れると検索キーワードの枠が減るのでは、と気になるかもしれません。それでも、この4つが揃って初めて安全な予約出品になります。削るところではない、と私は考えています。

 

ハンドリングタイムは入荷日数と検品梱包から逆算して決める

まずハンドリングタイムとは、バイヤーが支払いを終えてから商品を配送業者へ引き渡すまでの時間です。設定できる範囲は、同営業日から40営業日までです。

 

決め方はシンプルで、足し算をするだけです。発売日までの営業日に、入荷にかかる営業日、そして検品と梱包にかかる営業日を足します。この合計が40営業日を超えるなら、その商品は今の時点では扱えない、と判断します。

 

たとえば発売まで30営業日、入荷に3営業日、検品梱包に1営業日なら合計34営業日。これなら余裕をみて設定できます。一方、発売まで38営業日の商品では、同じ条件でも合計42営業日となり超えてしまいます。

 

足し算する項目 例A:扱える商品 例B:見送る商品
発売日までの営業日 30営業日 38営業日
入荷にかかる営業日 3営業日 3営業日
検品・梱包の営業日 1営業日 1営業日
合計と判定 34営業日 → 出せる 42営業日 → 出せない

 

ちなみにeBayは2日以内の設定を推奨していますが、予約商品で無理に短くする必要はありません。実際に公式ガイドにも、無理をして短く設定せず対応できる日数で設定することが大切だ、と書かれています。

 

もうひとつ覚えておきたいのが、発送したことにする操作だけでは足りない、という点です。期限内に配送業者の引受スキャンが記録されて、はじめて期限を守ったことになります。

 

ハンドリングタイムを長く取ると、到着予定日も後ろにずれます。それでも、守れない短い日数で遅延を出すより、正直な日数で表示するほうが安全です。

 

ですから、締め切り当日に持ち込むような組み方は避けてください。数営業日の余白を最初から入れておくほうが、結果的に自分を守ってくれます。

 

設定画面での具体的な操作はeBay公式の配送ポリシー設定ガイドでご確認ください。

 

発売が延期して40営業日を超えそうなときの動き方

発売が延期して納期が延びたときの対応をカレンダーで組み直す様子のイラスト

予約販売でいちばん怖いのが、メーカー都合の発売延期です。出品した時点では条件を満たしていたのに、途中から満たせなくなる。これは自分の努力ではどうにもならない部分ですよね。

 

ただし、バイヤーに了承してもらえば40営業日が延びる、という例外の規定は見当たりません。口約束でルールのほうが動くわけではないんです(🟡例外規定の有無は公式ページでご確認ください)。

 

ですから、延期が分かった時点で動く順番を決めておきます。

 

発売延期が分かったらこの順番で動く

  1. まだ売れていない同じ商品の出品を止める(被害を広げない)
  2. すでに購入されている注文のバイヤーへ、延期の事実と新しい見込みを連絡する
  3. 待ってもらうか、キャンセルを希望されるかをバイヤーに選んでもらう
  4. キャンセルを希望された場合は、バイヤーからのキャンセル依頼として正しく処理する

 

4番目が地味に大事です。バイヤーがキャンセルを希望した場合、セラーは3日以内に承認するか断るかを選べます。正しい理由で処理されたバイヤー都合のキャンセルは、セラー側の取引ディフェクトにはなりません。

 

もうひとつ知っておきたいのが、未着として申し立てられる時期の考え方です。まずeBay Japanの日本語ページには「41日経過後から30日の間」という記載が残っています。一方、英語版のeBay Money Back Guarantee(eBayの返金保証)は違います。到着予定日を過ぎてから30日以内が基準です。

 

ですから実務では、厳しいほうに合わせておくのが安全です。つまり到着予定日を基準に見ておく、ということですね。

記載が分かれている点は、公式で最新の内容をご確認ください(🟡日本語ページと英語版で記載が異なります)。

 

仕入れられずキャンセルするとどうなる?ディフェクトの実害

まず、商品を確保できずセラー側からキャンセルするとどうなるか。在庫切れ(Out of stock)を理由にすると、取引ディフェクト(取引欠陥)が付きます。抽選販売に外れた、生産数が絞られた、といった事情があっても扱いは同じです。

 

では、これがどれくらい効くのか。数字で見ると実感しやすくなります。

 

eBayのセラー基準では、最低ラインでも取引ディフェクト率は2%以下と決められています。未解決のまま終わったケースは2件以下、または0.3%以下です。さらにトップレートセラーを目指すなら、ディフェクト率は0.5%以下、発送遅延率は3%以下と厳しくなります。

 

指標 最低ライン トップレートセラー(米国)
取引ディフェクト率 2%以下 0.5%以下(かつ3件以下)
未解決のまま終わったケース 2件以下または0.3%以下 0.3%以下(かつ2件以下)
発送遅延率 3%以下(かつ5件以下)
追跡番号のアップロード 95%以上

 

取引件数が少ないうちは、この分母の小ささが効いてきます。数件のキャンセルで、あっという間に基準を割ってしまうわけです。

 

そして絶対にやってはいけないのが、本当は在庫がないのに「バイヤーからの依頼」を理由として選ぶことです。実際と違う理由を選んでディフェクトを回避することは、公式に認められていません。

 

ついでに、お金の流れについても触れておきます。予約販売だから発送まで売上金が一切入らない、という決まりがあるわけではありません。通常は、バイヤーの支払いが確認できてからおおむね2営業日以内に受け取れる状態になります。

 

ただし、販売実績が浅い場合などは資金が保留されることがあります。配達が確認できるまで、または30日が経過するまでの早いほうまでが目安です(🟡アカウントの状況で扱いが変わります)。予約販売は入金までの期間が長くなりやすいので、仕入れ資金は先に用意しておくほうが安心です。

 

結局のところ、予約販売でいちばん効く対策は「確保できていない商品を出さない」に尽きます。仕入れの確度が低い商品は、そもそも土俵に上げない。地味ですが、これが最短の防御です。

 

セラー評価の基準そのものを一度整理しておきたい方は、ebayのトップセラーの条件と満たし方もあわせてご確認ください。

 

予約販売と無在庫販売を分けて考えるドロップシッピングの線引き

予約販売と無在庫販売の仕入れ元の違いを、倉庫と店舗の矢印で表したイラスト

予約販売と無在庫販売は、よく同じものとして語られます。でも制度のうえでは別の話です。

 

予約販売は「まだ発売されていない商品を先に売る」という販売時期の話。無在庫販売(ドロップシッピング)は「どうやって届けるか」という配送方法の話です。重なる場面はありますが、判断される基準がそもそも違います。

 

eBayでは、卸売業者から直接バイヤーへ届ける形は認められています。一方で、禁止されている形もあります。eBayで売れてから別の小売店やマーケットプレイスで購入し、その店からバイヤーへ直送させる方法です。

 

加えて、商品の所在地を正確に記載することも求められています。たとえば日本から発送するのに所在地を米国と表示して到着予定日を短く見せる、というやり方は認められていません。さらに売却後にアップロードする追跡番号の発送地点も、出品に書いた所在地と一致している必要があります。

 

つまり、予約販売がOKだからといって、どんな無在庫でもOKという意味にはならないということです。もしここを混ぜて考えてしまうと、予約販売のルールは守れているのに別のポリシーで引っかかります。

 

判断に迷ったときは、自分に3つ質問してみてください。40営業日以内に発送できるか。その商品を届けてくれるのは卸なのか、それとも小売店なのか。そして、出品に書いた所在地から実際に発送するのか。

 

この3つがすべて「はい」で答えられるなら、予約販売としてはかなり安全な形です。ひとつでも詰まるところがあれば、そこが今の弱点ということになります。

 

ですから予約商品を扱うときは、発送期限・調達方法・所在地の3つを別々にチェックしてみてください。

 

よくある質問(FAQ)

40営業日を超えそうな商品は、発売が近づくまで待って出品すればいいですか?
出品判断
はい、有効な考え方です。期限の起点は出品した日ではなく、バイヤーに購入された日だからです。
発売まで40営業日を切ってから出品すれば、条件を満たしやすくなります。
ただし、入荷にかかる日数と検品梱包の日数も足して数えてください。
セラーとしての成績は、いつ評価されるのですか?
アカウント
毎月20日に評価されます。
対象期間は取引数で変わり、直近3か月の取引が400件以上なら過去3か月、400件未満なら過去12か月が見られます。
つまり取引が少ないうちは、1件のトラブルが長く成績に残ることになります。
未着のケースを開かれたら、何日以内に動けばいいですか?
トラブル対応
3営業日以内が目安です。
この間に追跡情報を追加する、配送状況を説明する、必要なら返金する、といった対応をします。
3営業日以内に解決できないと、バイヤーまたはセラーからeBayに介入を求められる状態になります。
注文のキャンセルは、売れてから何日まで手続きできますか?
手続き
販売から30日以内です。バイヤーがすでに支払い済みでも手続き自体はできます。
ただし在庫切れを理由にセラー側からキャンセルすると、取引ディフェクト(取引欠陥)が付きます。
まずはバイヤーへ連絡して、待てるかどうかの意向を確認するのが先です。

【まとめ】ebayの予約販売は30日以上先でも条件次第で出品できる

ここまで見てきたとおり、ebayの予約販売は30日以上先というだけで違反になるわけではありません。基準になるのは日数の見た目ではなく、購入から40営業日以内に発送できるかどうかです。

 

そして40営業日は、土日と祝日を抜くと暦の上で約2か月。この感覚を持てるだけで、扱える商品の幅は変わってきます。

 

大切なのは、発売日ではなく配送業者に渡せる日で数えること。そして、確保できていない商品を出さないこと。この2つを守れば、予約販売は怖い売り方ではなくなります。

 

この記事の要点

  • 「30日以内」は旧ルール。今の条件は購入から40営業日以内の発送
  • 40営業日は土日祝を除くため、暦ではおよそ58〜62日になる
  • 判断の基準は発売日ではなく、実際に配送業者へ渡せる日
  • タイトルと説明の両方に予約商品だと明記し、発送予定日も書く
  • 在庫切れによるセラー都合のキャンセルは取引ディフェクトの対象

 

まずは扱いたい商品を1つ選んで、発売日から実際の発送日までを営業日で数えてみてください。数えてみると、出せる商品と見送る商品の線がはっきりします。なお、ポリシーは改定されることがあるため、最終的な判断の前にeBay公式ページの最新の記載を必ずご確認ください。

 

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