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ebayの禁制品は3層で決まる!売れても送れない物と本物でも消える盲点

禁制品のチェックリストとパソコンで出品前に確認するセラーのイラスト

ebayの禁制品って、気になりますよね。

家にあった中古のカメラや時計が少しずつ売れ始めた矢先に、「これ、本当に出していいのかな」と手が止まる。私も最初はまさにそうでした。

 

実は、ebayの禁制品を決めているのはeBayだけではないんです。

結論から言うと、eBayのルール・日本の法律・配送会社の決まりという3つの層が重なっています。この3層で、出せる物と出せない物が決まるんです。そのため、eBayでは普通に売れるのに郵便では送れない物や、本物なのに出品を消される物が出てきます。

 

この記事では、3つの層の中身と、うっかり出しやすい品目、出品前と発送前の確認手順を順番に整理します。

あわせて、アメリカやEUなど送り先の国で変わるルールや、万一違反したときの動き方にも触れます。読み終えるころには、迷ったときにどこを見ればいいかがはっきりするはずです。

 

この記事のポイント

  • ebayの禁制品はeBayのルール・日本の法律・配送会社の3層で決まる
  • eBayで売れても国際郵便で送れない物がある
  • 本物でも並行輸入やEUのGPSRで売れなくなることがある
  • 出品前5分と発送前の見直しを習慣にし、迷ったら出さない

 

ebayの禁制品は3つのルールで決まります

ebayの禁制品は、eBayが決めた一覧だけを見ていても判断しきれません。

というのも、日本から出してよいかは日本の法律が決め、運んでもらえるかは配送会社が決めるからです。まずは3つの層を、1つずつ順番に見ていきましょう。

 

禁止(Prohibited)と制限(Restricted)は何が違うのか

eBayの品目ルールには2種類あります。完全に出品できない「禁止(Prohibited)」と、条件を守れば出品できる「制限(Restricted)」です。

この違いを知らないと、出せる物をあきらめたり、出せない物をうっかり出したりしてしまうんです。

 

たとえば電子タバコは、本体もリキッドも部品も、付属品まで出品できません。ニコチンパウチも同じ扱いです。

また、処方箋が必要な医療機器も出品できず、度が入っていない美容用のコンタクトレンズまで含まれます。

 

一方でエアガンやモデルガンは、条件つきで出品できる代表例です。

具体的には、銃口に鮮やかなオレンジ色のプラグが恒久的に付いていることが条件です。さらに、実物の写真を載せ、説明文に法律で求められる色の表示についての一文を入れる必要があります。ただし、アサルトライフル型のレプリカ用の部品やアクセサリーは、実銃に流用できるおそれがあるため出品できません。

 

ワインのように、eBayが事前に承認したセラーだけがebay.comで出品できる物もあります。

しかも、ワイン以外のお酒は出品できず、コレクション用の酒瓶も中身が空であることが条件です。つまり、日本から気軽に出品できる物ではないと考えておくのが安全です。

 

このように、同じジャンルの中でも「完全にダメな物」と「条件を守ればOKな物」が混ざっています。

ジャンル名だけで決めつけず、条件つきで出せるのかまで確認するのが第一歩です。

 

eBayの公式ポリシーは60以上に枝分かれしている

eBay・税関・配送会社の3つの関門を表したイラスト

第1層のeBayのルールは、1つのページで完結していません。

アルコール・動物由来の商品・危険物・ナイフ・古着・食品など、60以上の個別ポリシーに分かれているんです。そのため、扱いたい商品に近いポリシーを見つけて、その中身を読むのが基本になります。

 

日本のセラーが特に関係しやすいのは、次のようなポリシーです。

 

  • 危険物に関するポリシー(花火・玩具銃のキャップ・一部の化学品など)
  • 動物由来の商品に関するポリシー(象牙・保護対象のカメや鳥の羽根など)
  • ナイフ・武器に関するポリシー(飛び出しナイフ・手裏剣・ヌンチャクなど)
  • 化粧品と香水・古着・食品に関するポリシー
  • 知的財産に関するポリシー(偽物・無断で使った画像など)

 

違反した場合の措置も、eBayははっきり書いています。出品の削除・警告・アクティビティの制限・アカウント停止などです。

もう1つ知っておきたいのは、出品するeBayのサイトによって禁止品が違うことです。たとえばイギリスとアイルランドのeBayでは、限られた例外を除いてナイフの販売が禁止されています。

 

各ポリシーへの入口は、eBay公式:禁止および制限対象商品のポリシーでご確認ください。日本語で一覧を眺めたいときは、イーベイ・ジャパンの「出品時の注意点」のページも参考になります。

 

層 決めること 主な確認先
第1層:eBay eBayに出品できるか eBayの各ポリシー
第2層:日本の法律 日本から輸出できるか 税関・経済産業省
第3層:配送会社 荷物として運べるか 日本郵便・各配送会社

 

日本から出せない物・許可がいる物は法律で決まっている

第2層は日本の法律です。関税法で輸出そのものが禁止されているのは、次の4つの分野です。

 

  • 麻薬・向精神薬・大麻・覚醒剤など
  • 児童ポルノ
  • 特許権・商標権・著作権などを侵害する物品(偽ブランド品や海賊版など)
  • 不正競争防止法に触れる物品

 

ここで注意したいのは、武器がこの4分野に入っていないことです。

武器の輸出は、外為法(外国為替及び外国貿易法)という別の法律で規制されています。「関税法で武器の輸出が禁止されている」という説明を見かけたら、少し不正確だと思っておいてください。

 

さらに、輸出そのものは禁止されていなくても、許可や承認がないと出せない品目があります。

税関はこうした品目を「輸出関係他法令」として一覧にしています。たとえば、象牙やワニ革のバッグなどのワシントン条約の対象品、重要文化財、野生の鳥獣のはく製、あわびの加工品などです。

 

主な品目 関係する法律
象牙・ワニ革やヘビ革の製品・毛皮など 外為法(ワシントン条約)
重要文化財・重要美術品・天然記念物 文化財保護法
野生の鳥獣とその加工品(はく製など) 鳥獣保護管理法
肉・ハム・ソーセージなど 家畜伝染病予防法
植物・種子 植物防疫法
あわび・なまこの加工品、うなぎの稚魚 水産流通適正化法

 

加えて、ロシア向けには外為法による輸出禁止措置があります。

2022年4月から、ロシア向けの高級品は原則として輸出が認められていません。対象は酒類・香水・化粧品・革製品・宝飾品・貴金属を使った時計・美術品や骨とう品・ノートパソコンなどです。4万円以下の物品は対象外とされています。

 

正直なところ、この層を個人で全部覚えるのは難しいです。

だからこそ「動物」「文化財」「高額品」に当たりそうな物は、出品前に一覧で確かめる習慣をつけておくと安心です。対象は税関:輸出入禁止・規制品目でご確認ください。判断に迷うときは、税関や担当の省庁に問い合わせるのが確実です。

 

配送会社が受け取らない物は意外と身近にある

そして第3層は、配送会社の決まりです。ここでは、日本のセラーがよく使う日本郵便を例に見ていきます。

日本郵便は、航空機の安全をおびやかすおそれのある「航空危険物」を、郵便物の種類や輸送手段を問わず引き受けていません。船便扱いにしても送れない点に注意が必要です。

 

日本郵便が「全世界共通で送れないもの」の代表例として挙げているのは、次のような物です。

 

  • 香水・マニキュア・ヘアトニック
  • スプレー缶・日焼け止め
  • 花火・クラッカー
  • アルコール濃度が24%を超えるもの
  • 電子タバコ・モバイルバッテリー

 

リチウム電池は、条件を満たせば送れます。

まず、電池が機器に取り付けられていることが条件です。次に、リチウムイオン電池なら単電池20Wh以下・組電池100Wh以下であることが求められます。

そして、1つの荷物に入れられるのは単電池4個または組電池2個までです。たとえばデジタルカメラ4台なら送れますが、5台になると送れません。

 

電池の種類 送れる基準 1つの荷物の上限
リチウムイオン電池(充電式) 単電池20Wh以下/組電池100Wh以下 単電池4個/組電池2個
リチウム金属電池(使い切り) 単電池1g以下/組電池2g以下 単電池4個/組電池2個
ボタン型(機器に装着) 航空危険物に当たらない -
電池単体・機器と別に同梱 送れない -

 

特に多いのが、電池を外して本体と一緒に箱へ入れただけの「同梱」です。これは条件を満たさないため、送ることができません。

一方で、腕時計のように機器に付いたボタン型のリチウム電池は、航空危険物に当たらないとされています。

 

ほかにも、貴重品はEMSでは送れません。また、刃渡り15cm以上の刀などは、宛名面に専用の「国際郵便用凶器類ラベル」を貼る必要があります。

つまり、eBayで売れる物でも、送る段階で止まることがあるわけです。税関で荷物が止まるのが心配な方は、ebayのHeld by Customsで返送を防ぐ方法もあわせてご確認ください。

 

うっかり出しやすい品目を早見表でまとめて確認する

OKとNGの分かれ道で出品してよいか迷うセラーのイラスト

では、ここまでの3つの層を、日本のセラーがつい出してしまいがちな品目に当てはめてみます。

私自身、「これって大丈夫だっけ?」と手が止まるのは、たいてい身近な中古品でした。

 

まず、eBayの層で引っかかりやすいのが衣類と化粧品です。

たとえば中古の下着や靴下は、清潔でも出品できません(ブラジャーは下着とはみなされないとされています)。香水や化粧品そのものは出品できますが、使用済みの香水や、残りが少し入った瓶、別の容器に詰め替えた物は出品できません。

 

次に、武器まわりです。

具体的には、手裏剣やヌンチャク、警棒は、フォーム素材などで作られた練習用でなければ出品できません。飛び出しナイフやバタフライナイフ、仕込み杖も禁止されています。

 

また、食品も注意が必要です。期限切れの食品や、アミガサタケとシイタケを除く野生のキノコは出品できません。

さらに日本郵便は、牛肉が禁制品の国あてなら、カップ麺やカレー、コンソメも送れない例として挙げています。

 

意外なところでは、昆虫標本も要注意です。標本に使われる多くの蝶や一部の甲虫は、ワシントン条約の規制対象になっています。

 

健康まわりの商品も見落としがちです。新型コロナウイルスの検査キットは、市販品でも出品できません。注射針も出品できず、新品の使い捨てシリンジは針が付いていなければ出品できるとされています。

また、日本の定番である使い捨てカイロは、販売している会社によっては国際郵便で送れない場合があります。日本郵便が郵送できる商品の会社を案内しているので、送る前に確かめておくと安心です。

 

主な品目を、下の早見表でまとめて確認しておきましょう。

 

品目 eBay出品 国際郵便 ポイント
中古の下着・靴下 × - 清潔でも不可
使用済み・詰め替えの香水 × × 未使用品も郵便は不可
電子タバコ × × 部品・付属品も不可
度なしカラーコンタクト × - 処方箋が必要な医療機器
エアガン・モデルガン △ △ オレンジのプラグ必須
手裏剣・ヌンチャク △ - フォーム製の練習用のみ
電池入りのカメラ・時計 ○ △ 電池は取り付けたまま
象牙・べっ甲の製品 × × ワシントン条約
日焼け止め・スプレー ○ × 郵便では送れない
カップ麺・カレー △ △ 宛先の国の規制に注意
○出せる・送れる △条件つき ×不可 -は該当する規制が本文の範囲外(🟡品目・宛先ごとに要確認)

 

本物なのに削除される?VeROと並行輸入の落とし穴

著作権マークと商品を虫眼鏡で確かめるセラーのイラスト

VeRO(eBayの知的財産権保護プログラム)は、権利者のための仕組みです。商標や著作権を持つ人が、侵害だと考える出品をeBayに報告できます。

もちろん偽物は論外ですが、本物を売っていても出品のしかたによっては削除の対象になります。ここが、初心者がいちばん驚くところかもしれません。

 

eBayが侵害の例として挙げているのは、たとえば次のような行為です。

 

  • ほかのサイトやカタログから画像や文章を無断で使う
  • 関係のないブランド名をタイトルに入れて検索に引っかけようとする
  • ブランドと関係があるかのように見せる表現を使う
  • メーカー保証の対象外なのに保証があるように書く

 

加えて見落としやすいのが、並行輸入です。

eBayの説明では、権利者がその地域での販売を認めていない場合、本物でも権利の侵害とみなされることがあるとされています。たとえば、アメリカ向けに売られたブランドのバッグを、権利者の許可なくフランスのバイヤーに売るようなケースです。

 

ところで、「写真のロゴを小さくすれば目をつけられにくい」という話を聞くことがあります。

しかし、eBayは逆に、複数の角度から細部まで鮮明に写し、ロゴや商品の一部が隠れたりぼやけたりしないよう求めています。つまり、ロゴを隠すのは対策どころか、ルールに反するおそれがあるんです。

 

要するに、自分で撮った写真を使い、ブランド名は事実どおりに書くことです。

地味に見えますが、この基本を守ることが結局いちばんの防御になります。

 

出品ページの設定まで含めて、安全に売るための土台を固めておきたい方に向けた記事です。

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ebayの禁制品を出品前に見抜く手順

3つの層が分かったら、次は毎日の出品にどう組み込むかです。

ここからは、出品前と発送前の確認、送り先の国ごとの違い、そして万一のときの動き方を順番に整理します。

 

出品前の5分でできる確認の流れ

結論から言うと、出品前の確認は5分で終わる短さにしておくのが長続きのコツです。

確認が長くなると、忙しい日ほど飛ばしてしまうからです。私も最初は毎回ネットで調べ直していましたが、順番を決めてからは迷う時間がぐっと減りました。

 

おすすめの順番は、次の5ステップです。

 

出品前5分チェックの流れ

1素材と成分を確かめる(電池・液体・スプレー・動物由来・刃物)
2eBayの該当ポリシーで、禁止か条件つきかを確認する
3日本から出せるか、許可が必要な品目ではないかを確認する
4使う配送方法で本当に送れるかを確認する
5発送先の設定で、送れない国やルールの厳しい国を外す

→ 途中で判断がつかなければ、その日は出品しない

 

特に5つ目の発送先の設定は、意外と使われていないポイントです。

eBayの国際取引ポリシーでも、発送に関する設定や購入者の条件で、発送しない国を指定できると案内されています。たとえばナイフを出品するなら、イギリスとアイルランドを念のため発送先から外しておきます。両国のeBayでは、ナイフの販売が原則禁止されているからです。

 

確かに、毎回5分の確認は面倒に感じるかもしれません。

ですが、同じジャンルの商品なら2回目からは確認済みの部分が多く、実際にはもっと短く済みます。そこで、扱うジャンルごとに「確認したポリシー名」と「送れる配送方法」をメモしておきましょう。次からは、そのメモを見るだけで済むようになります。

 

もし途中で判断がつかなければ、その日は出品しないと決めておきましょう。

「迷ったら出さない」をルールにしておくと、焦って出品してあとで削除される流れを防げます。

 

発送前にもう一度だけ見直したい5項目

発送前に箱の中身とチェックリストを見比べるセラーのイラスト

実は、出品のときに問題がなくても、梱包の段階で送れない物が紛れ込むことがあります。

だからこそ、発送前にもう一度だけ、中身と書類を見直す時間をとりましょう。

 

私が発送前に確認しているのは、次の5項目です。

 

  1. 箱の中身:付属品や同梱物に、スプレー・液体・予備の電池が入っていないか
  2. 電池の状態:電池は機器に取り付けた状態か、数は条件の範囲内か
  3. 梱包材:肉や野菜・果物が印刷された段ボールや袋を使っていないか
  4. 申告内容:品名と金額が実際の商品と合っているか
  5. 宛先の国:その国が受け入れていない品目に当たらないか

 

ちなみに、意外な落とし穴が3つ目の段ボールの印刷です。

日本郵便は、宛先の国によっては、牛・豚・鳥やその肉、野菜、果物が印刷された箱や袋も送れない例として挙げています。スーパーでもらった箱を再利用するときは、特に気をつけてください。

 

アクセサリーや宝飾品を送るときは、送り方にも注意が必要です。

日本郵便では、貴重品をEMSで送ることができません。加えて、金銭や書類以外の貴重品を書留の小形包装物で送る取り扱いも、2025年12月31日で終了しました。以前の感覚で送り方を選ぶと、窓口で受け付けてもらえないことがあります。

 

また、申告の金額を実際より低く書くのは絶対にやめましょう。

実際と違う低い金額やギフト扱いでの申告は、関税法に触れるリスクがあります。

 

宛先ごとに送れない物は、日本郵便の「国・地域別情報」で調べられます。全世界共通の一覧とあわせて、日本郵便:国際郵便として送れないものでご確認ください。

 

送り先の国で変わるルールの調べ方(米国・EU・ロシア)

世界地図にピンを立てて国ごとのルールを調べるセラーのイラスト

さて、同じ商品でも、送り先の国によって扱いが変わります。

実際に、eBayの国際取引ポリシーもこの点をはっきり書いています。取引がセラーとバイヤー両方の国で合法かを確かめるのは、メンバー自身の責任です。

 

まずアメリカです。2025年8月29日から少額輸入の免税(de minimis)が停止され、金額にかかわらず関税の対象になりました。

そのうえでeBayでは、2025年10月17日以降の取引からDDP(関税元払い)が必須になりました。対象は、日本からアメリカへ送る「送料を除いた商品価格」2,500ドル未満の商品です。

また、日本郵便でアメリカへ送る場合は、関税などの前払いが必要です。差出人が、認証を受けた事業者のアプリで支払います(🟡取扱状況は時期で変動)。

 

加えて、ダイヤモンドを含む商品にも注意が必要です。

eBayは、ロシア産のダイヤモンドの販売を禁止しています。そのため、アメリカへ送るときは、ロシア産ではないことを示す自己申告書の同梱を案内しています。

 

次にEUです。2026年10月1日以降の取引から、送料を除いた商品価格150ユーロ以下の商品はDDPが必須になりました。配送方法は問いません(イギリスは対象外です)。

加えて、2026年7月1日からは、150ユーロ以下の低額な荷物にも品目ごとに3ユーロの関税がかかるようになりました。

 

最後にロシアです。先ほど触れたとおり、日本の外為法で高級品の輸出が原則禁止されています。

2025年1月の追加措置では、音響機器や工具などもロシア向けの輸出禁止に加わりました。さらに、日本郵便ではロシアあての引受停止に関する情報が出ています。発送前に、必ず最新の状況を確認してください(🟡時期で変動)。

 

送り先 主なルール いつから
アメリカ 少額免税(de minimis)の停止 2025年8月29日
アメリカ 2,500ドル未満はDDP必須(送料を除く) 2025年10月17日の取引〜
EU 150ユーロ以下に3ユーロの関税 2026年7月1日
EU 150ユーロ以下はDDP必須(送料を除く) 2026年10月1日の取引〜
北アイルランド・EU GPSRへの対応 2024年12月13日
ロシア 高級品の輸出は原則禁止(外為法) 2022年4月

 

国ごとのルールは頻繁に変わります。ここに書いた内容も、あくまで執筆時点の目安です。実際に送る前は、eBay・日本郵便・経済産業省などの公式情報を確認してください。

送り先の国の関税の変化についていきたい方は、ebayの関税対策と最新ルールもあわせてご確認ください。

 

禁制品ではないのに売れない?EUのGPSRという別の壁

EUには、禁制品とは別の理由で「売れなくなる」ルールもあります。それが、2024年12月13日に始まったGPSR(EU一般製品安全規則)です。

しかも、禁制品のように出品が削除されるわけではないため、気づかないまま売れない状態が続きやすいのが怖いところです。

 

対象は、EUと北アイルランドに販売・発送するビジネスセラーです。イーベイ・ジャパンによると、新品か中古かを問わず、次のような情報を出品に載せる必要があります。

 

  • 製造者の名前と連絡先
  • 製造者がEU域外なら、EU域内に拠点を置く責任者の名前と連絡先
  • 型番・写真・CEマークなどの製品情報
  • 安全に使うための情報やラベル(現地語での提供が必要なもの)

 

つまり、対応が不十分な商品は、EUと北アイルランドのバイヤーの検索結果に表示されなくなります。

しかも、ebay.comに出品していても、発送先にEUを含めていれば対象になる点に注意が必要です。

 

具体的には、出品画面の「Item disclosures」という欄で設定します。まず「Product manufacturer」をオンにして、製造者の情報を入れます。次に、必要に応じてEU域内の責任者の連絡先を追加します。

EU域内の責任者になれるのは、製造者・輸入者・製造者の公認代表者、またはそれらがいない場合の代行会社です。まずは仕入れ先やメーカーに、EU域内の責任者の情報を問い合わせてみるのが近道になります。

 

一方で、骨董品や食品、医薬品など、GPSRの対象外とされるカテゴリーもあります。

もしEU向けの対応が難しい商品なら、無理に売ろうとせず、発送先からEUを外すのも1つの判断です。

 

もし違反したら?削除・警告・制限・停止と応急対処

まず、違反したときにeBayが取る措置は、出品の削除・警告・アクティビティの制限・アカウント停止などです。

ここで知っておきたいのは、必ず軽い順に段階を踏むとは限らないことです。イーベイ・ジャパンも、eBayのポリシーに反する行為をしたセラーはアカウント停止の対象になると説明しています。

 

もし禁制品を出品してしまったと気づいたら、次の順で動きましょう。

 

禁制品を出してしまったときの動き方

1その出品を自分で終了する(同じ商品の別出品も確認)
2売れていたら、バイヤーに事情を説明してキャンセル・返金する
3eBayから連絡があれば、My eBayのメッセージで理由と指示を確認する
4同じ失敗が起きないよう、出品前の確認手順を見直す

→ 停止中に新しいアカウントを作るのは不可(家族名義でも対象)

 

もう1つ、特に注意したいのが、アカウントが停止されている間に新しいアカウントを作ることです。

イーベイ・ジャパンは、停止中に新しいアカウントは開設できず、家族の名義で作っても停止の対象になると案内しています。焦る気持ちは分かりますが、正規の手順で解決を目指すのがいちばんの近道です。

 

確かに、1回の削除だけで過度に怖がる必要はありません。とはいえ、同じ違反をくり返せば信頼は確実に削られていきます。

アカウント停止がどこまで重いのか知っておきたい方は、ebayの永久サスペンドが起きる原因もあわせてご確認ください。

 

よくある質問(FAQ)

eBayの禁輸国(禁輸品ポリシーの対象)はどこですか?
国別ルール

結論から言うと、次の9つの国・地域です。

  • キューバ・イラン・北朝鮮・シリア
  • クリミア・ヘルソン・ザポリージャ
  • ドネツク人民共和国・ルガンスク人民共和国

これらの地域からの商品は出品できず、地域内の個人や企業はアカウントも作れません。

ちなみに、ロシアについてはロシア産のダイヤモンドの販売が禁止されています。

日本で普通に売っている物が、なぜeBayでは禁止なの?
ルールの考え方

eBayのルールが、各国の法律をもとに作られているからです。

自分の国で合法な物でも、ほかの国では違法な場合があります。

さらに、特に危険な商品などは、eBayが独自の判断で制限することもあります。

市販薬やサプリメントは出品できますか?
医薬品・サプリ

条件を満たせば出品できますが、処方薬は出品できません。主な条件は次のとおりです。

  • 新品・未使用で、未開封のオリジナルパッケージ
  • 有効期限を説明に書き、期限内に届ける
  • 必須のラベル情報は英語で入力する

また、注射で使う物は、ビタミン剤も含めて出品できません。

骨董品や古美術品を出品するとき、何が必要ですか?
骨董品

出所や持ち主の履歴を示すことが求められます。

そのうえでeBayは、可能なら原産国や販売の合法性を示す公式文書の写真を添えるよう求めています。

なお、国有地や歴史的な墓地、難破船から持ち出した物は出品できません。

 

【まとめ】ebayの禁制品と長く付き合うための3つの習慣

ここまで、ebayの禁制品を3つの層で見分ける方法と、出品前・発送前の確認手順を整理してきました。

禁制品は、eBayのルールだけでなく、日本の法律と配送会社の決まりが重なって決まります。だからこそ、eBayで売れても送れない物や、本物なのに消される物が出てくるんです。

 

とはいえ、すべてを暗記する必要はありません。大切なのは、迷ったときにどこを見ればいいかを知っておくことです。

「3層で確かめる」「出品前の5分」「発送前の見直し」という3つの習慣を中心に、この記事の要点をまとめておきます。

 

  • ebayの禁制品は「eBayのルール・日本の法律・配送会社」の3層で確かめる
  • 出品前の5分で、素材・ポリシー・法律・配送・発送先を順番に見る
  • 発送前に、同梱物・電池・段ボールの印刷・申告内容を見直す
  • 本物でも、無断の画像や並行輸入、EUのGPSRで売れなくなることがある
  • 判断に迷ったら出さず、最新の情報は公式サイトで確認する

 

ルールは国や時期によって変わるため、この記事の内容はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトで確認し、判断に迷う品目は税関や専門家に相談してください。

まずは次の1品から、5分の確認を試してみてくださいね。

 

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