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ebayの受け取り拒否は返金される?関税拒否や未着で損しない正解

返送マーク付きの荷物と返金の疑問を考えるユーザーのイラスト

こんにちは。eBay Export Chartbook運営者のJです。

受け取り拒否と返金って、気になりますよね。

 

実は、受け取り拒否をすれば自動で全額返金される、と思っている方はとても多いんです。

でも結論から言うと、eBayでは受け取り拒否そのものが返金を保証してくれるわけではありません。

むしろ、拒否したことでかえって不利になる場面のほうが多いのが現実です。

 

私も輸出を始めたころ、バイヤー(買い手)が関税を嫌がって荷物を突き返し、宙に浮いた商品を前に頭を抱えたことがあります。

返送料は誰が持つのか、返金はしないといけないのか、分からないことだらけでした。

 

そこでこの記事では、受け取り拒否と返金の正しい仕組みを、関税拒否や未着といった理由別にやさしく整理します。

あわせて、返金がいつ・どこに・いくら戻るのか、返送料の負担やセラー(売り手)が自分を守る条件まで一次情報でお伝えします。

読み終えるころには、「なんだ、こう動けばいいのか」と肩の力が抜けているはずです。

 

この記事のポイント

  • 受け取り拒否は自動で全額返金ではなく、例外を除き返金保証の対象外になる
  • 関税・破損・空箱は理由ごとに正しい対応が違い、拒否せず受け取るべき場面がある
  • 返金がいつ・どこに・いくら戻るかは、営業日数や返送料・戻し税で変わる
  • セラーは追跡と署名の証拠があれば返金義務を回避できる条件がある

 

ebayの受け取り拒否で返金される仕組みと基本ルール

まず押さえたいのは、受け取り拒否と返金がどうつながっているかという土台の部分です。

しかし、ここを誤解したまま拒否してしまうと、返金も受け取れず商品も戻らない、という一番つらい結果になりかねません。

そこで、eBay Money Back Guarantee(eBayの返金保証)を軸に考えます。つまり、理由別の正しい対応を一つずつ整理していきますね。

 

そもそもebayで受け取り拒否したら自動で返金されるの?

スマホで受け取り拒否後の返金可否を調べるユーザーのイラスト

結論から言うと、受け取り拒否をしても自動では返金されません。

eBay Money Back Guaranteeは、未着・破損・説明相違といったトラブルを幅広く守ってくれる制度です。

ところが、バイヤーが自分の意思で配達を拒否したケースは、原則としてこの保護の対象外なんです。

 

ただし、唯一といっていい例外が、セラーの送料不足によるものです。

つまり、料金が足りず着払いや追加送料をバイヤーが求められたために拒否した場合だけは、カバーの対象になります。

逆に言えば、「気が変わった」「関税が高い」「不在対応が面倒」といった理由の拒否は、返金につながりにくいということです。

 

私が実際に見てきた中でも、良かれと思って突き返した結果、返金も商品も失ってしまう方が少なくありませんでした。

だからこそ、拒否という行動は「返金への近道」ではなく、むしろ遠回りになりやすいと覚えておいてください。

 

では、どう動くのが正解なのでしょうか。

基本は「受け取る→記録する→eBayで起票する」という順番です。

破損や不良が疑われても、まず受領して証拠を残し、それからリクエストを開く。この流れを守るだけで、返金の可能性は大きく変わってきます。

確かに、目の前で怪しい荷物を受け取るのは勇気がいります。とはいえ、拒否して保護を失うより、受け取って正攻法で進める方が、結果的に早く解決することが多いんです。

 

詳しい適用条件は、eBay Money Back Guaranteeの公式ポリシーで最新の内容をご確認ください。

 

拒否・不払いの理由 eBay返金保証 ひとこと
セラーの送料不足で追加送料を請求された ✅ カバー対象 数少ない例外
気が変わった・いらなくなった ❌ 対象外 バイヤー都合
関税・輸入税が高いので拒否 ❌ 原則対象外 DDP表示・誤申告なら例外
不在で受け取りたくない ❌ 対象外 保管期限切れも同様
破損・空箱の疑いで拒否 ⚠️ 不利になりやすい 受領してSNAD申告が正解

 

まとめると、受け取り拒否は自動返金の合図ではありません。

次からは、多くの方がつまずく「関税を理由にした拒否」を具体的に見ていきましょう。

関税や消費税が高くて拒否したときは返金される?

これは日本のバイヤー側でも、輸出するセラー側でも本当によくある悩みです。

結論としては、輸入時の関税や消費税を払わずに配達不能となった場合、原則として返金保証の対象外になります。

「思っていたより関税が高かったから拒否した」という理由は、残念ながらバイヤーに不利に働きやすいんです。

 

ただし、例外もあります。

ひとつは、セラーが最初からDDP(関税元払い・売り手負担)と表示していた場合です。

もうひとつは、セラーが商品の価額や原産地を誤って申告し、そのせいで想定外の高額課税になった場合です。

つまり、この二つは売り手側に原因があるため、バイヤーが守られる余地が出てきます。

 

逆に、通常のDDU・DAP(着払い・買い手負担)の取引で関税が発生するのは、ごく当たり前のことです。

そのため、「関税が想定外だった」という主張だけでは、返金は認められにくいと考えておきましょう。

 

たとえば、商品ページに関税込みと書いていないのに、届いてから高額な請求に驚いて拒否する。この流れは、気持ちは分かるのですが、eBay上ではバイヤー都合とみなされやすいんです。

反対にセラーの立場なら、関税でもめない工夫が効きます。たとえば、着払いになる旨や関税の目安を、出品ページや取引メッセージで伝えておくと安心です。

ひと言添えておくだけで、受け取り拒否そのものを防げることも多いからです。

なお、関税や税金の金額はあくまで一般的な目安で、品目や国によって変わります。正確な内容は各国の税関など公式情報でご確認ください。

 

関税を払わずに荷物が返送されそうで不安な方は、ebayの関税未払いで返送になる流れと対処もあわせてご確認ください。

 

箱が潰れている・空箱かもしれないときは拒否していい?

潰れた箱を受け取り写真を撮って記録するユーザーのイラスト

箱が潰れていたり、振ると中で音がして空っぽかもしれない、という状況は不安ですよね。

確かに、気持ちとしては、その場で突き返したくなると思います。

 

ところが、eBayの公式な案内では、こういうときこそ受け取り拒否をしない方がよいとされています。

推奨されているのは、いったん荷物を受領する流れです。つまり、SNAD(Significantly Not As Described=説明と著しく異なる)で申告します。

破損や空箱の疑いがあっても、まず受け取って記録を残す方が、結果的にバイヤーの立場を守れるからです。

 

というのも、拒否してしまうと争点が「商品の不良」ではなく「バイヤー都合の拒否」に寄ってしまいます。

そうなると、本来なら守られるはずのケースでも、保護を受けにくくなってしまうんです。

 

具体的には、受け取ったうえで外箱の全景・ラベル面・開封の様子・破損箇所を写真や動画で残しておきましょう。

たとえば緩衝材の状態や欠品の有無まで撮っておくと、後からの申告がぐっと通りやすくなります。

 

もし受け取り拒否をしてしまうと、この大切な証拠を自分の手で残せなくなります。

荷物はそのまま差出人へ戻ってしまい、中身を確認する機会も失われるからです。

具体的には、配達員がいる前で開封して状態を見せる、といった対応も有効です。というのも、第三者の目があるほど、後から壊れていたと示しやすくなるからです。

 

 その場で受け取り拒否をしない
 荷物をいったん受領する
 開封の様子・破損・欠品を写真や動画で記録する
 eBayでSNAD(説明と違う)として返品を起票する
 返品・返金・交換の案内を受ける

 

つまり、破損や空箱の疑いは「拒否」ではなく「受領して記録」が正解だということです。

 

RefusedやReturn to Senderの追跡表示は何を意味する?

追跡を見ていると、RefusedやReturn to Senderという英語表示が出て戸惑うことがあります。

Refusedは受取人が配達を拒否したことを指します。一方、Return to Sender(略してRTS)は差出人へ返送される状態です。

いずれも、荷物がバイヤーの手元に渡らず、送り主のもとへ戻っていく流れを示すサインです。

 

ここで知っておきたいのは、この表示がセラーにとっては証拠になり得るという点です。

配送業者の追跡に「refused(拒否)」や「配達試行」の記録が残るとします。そのため、バイヤーが自分の意思で受け取らなかった裏付けになります。

そのため、受取拒否や保管期限切れで返送された案件は、eBay上ではセラー有利に働きやすいんです。

 

とはいえ、配送業者の追跡表示と、eBayの返金判断はまったく別の仕組みです。

配送業者は「荷物を返送・保管・処分するか」を決める主体で、eBayは「返金する権利があるか」を審査する主体だからです。

つまり、業者が返送を受理しても、それだけでeBay返金が確定するわけではありません。

 

少し具体的に見てみましょう。

たとえばアメリカの郵便(USPS)では、未開封なら合理的な期間内にRefusedとして返送できます。ただし、開封後は新たな郵便料金が必要になることがあります。

UPSやDHLでは、受取人が拒否したり関税が未払いだったりすると、差出人へ返送を試みます。そして、応答がなければ保管や処分に進むこともあります。

このように、業者ごとに扱いは細かく違います。とはいえ、どの業者で返送されても、eBay上では拒否の理由が問われる点は共通です。

 

Refusedで返送されて対応に迷う方は、ebayで返送されてきた荷物の追跡と対処もあわせてご確認ください。

 

「配達試行(attempted delivery)」でもセラーは守られる?

配達試行の記録とセラー保護をパソコンで確認するイラスト

結論から言うと、配達試行(attempted delivery)でも、セラーは守られる可能性があります。これは配達を試みたが渡せなかった記録のことです。

というのも、eBayはINR(Item Not Received=商品未着)の判断でこれを認めているからです。成功配達の証拠として、delivered(配達完了)だけでなくattempted deliveryも有効なんです。

不在や受取拒否で渡せなかった記録でも、証拠として効いてくるということです。

 

ただし、セラー保護が成立するにはいくつか条件があります。

まず、eBayと連携した配送業者の追跡番号を、リクエスト開設から3営業日以内にアップロードしておくことです。

次に、その追跡が注文の住所と一致していることが求められます。

そして、商品・送料・税を含む総額が750米ドル以上の取引では、受取人の署名確認が必須になります。

 

ただし、この署名確認は見落としやすいので要注意です。

高額商品を署名なしで送ってしまうと、追跡上は配達済みでも保護を受けられないことがあります。

つまり、高額な取引ほど「追跡+署名」をセットで用意しておくことが、自分を守る近道になります。

 

ちなみに、この署名確認の総額には、商品代金だけでなく送料や税も含まれます。

ぎりぎり750ドルを超えそうな取引では、念のため署名付きを選んでおくと安心です。

私の場合も、高額品はほぼ自動的に署名付きにしています。数百円の追加で大きな保護が得られるなら、安いものだと考えているからです。

 

返金はいつ・どこに・いくら戻ってくる?

返金の話でいちばん多い質問が、この「いつ・どこに・いくら」です。

まず戻り先ですが、返金は原則として購入時と同じ支払方法へ戻ります。

クレジットカードで払えばカードへ、PayPalで払えばPayPalへ、という具合です。

返金額が日本円の請求額とわずかに違うこともあります。というのも、決済通貨や為替換算、返金のタイミングで差が出るためです(🟡カード発行会社により変動)。

 

次にタイミングです。

返品でセラーに商品が戻った後、セラーの返金期限は通常2営業日以内とされています。

そこから元の支払方法に反映されるまでは、通常3〜5営業日が目安です。

ただし、支払方法によっては最大30日程度かかることもあります(🟡決済会社の処理により変動)。

 

ここで覚えておきたいのが、「eBayが返金した」と「カード明細に反映された」は別だという点です。

セラーが返金処理を済ませても、カード会社側の処理で数日〜数週間ずれることは珍しくありません。

そのため、返金されないと焦る前に、まず反映の目安期間を過ぎているかを確認してみてください。

 

もう一つ知っておきたいのが、eBay外のチャージバック(カード会社への異議申立て)との関係です。

バイヤーがチャージバックを起こすと、eBay内のケースは閉じられ、二重に返金を受けることはできません。

さらに、決済会社側の紛争は解決まで90日を超えることもあります。そのため、まずはeBay内の仕組みで解決を目指す方が、結果的に早く着地しやすいんです。

 

局面 目安 メモ
セラーの返金期限 返品受領後 2営業日以内 遅れるとeBayが代行返金することも
支払方法への反映 通常3〜5営業日(🟡最大30日程度) 決済会社の処理で変動
戻り先 購入時と同じ支払方法 カードで払えばカードへ
返金額 返送料や一部減額で変わることあり eBay介入後は減額不可

 

金額の面では、返送料や関税の扱いによって手取りが変わることがあります。

 

たとえば、バイヤーの都合による返品では、最初にかかった送料を返金額から差し引ける場合があります。

また、eBayが介入する前であれば、返品された商品の使用や傷みを理由に、セラーが返金額を一部減額できることもあります。

ただし、いったんeBayが介入すると、こうした減額はできなくなる点に注意してください。だからこそ、返品された商品の状態は、介入前の段階で写真に残しておくことが大切です。

 

この負担のルールは次の章で詳しく見ていきます。

 

ebayの受け取り拒否と返金でセラー・バイヤーが取るべき対応

ここからは、実際にトラブルが起きたときの動き方に踏み込みます。

返送料は誰が持つのか、セラーはどう自分を守るのか、日本で払った税金は戻るのか。

順番に整理すれば、受け取り拒否と返金の全体像がすっきり見えてきます。

 

返送料と返送時の関税は誰が負担するの?

電卓と天秤で返送料と関税の負担を計算するイラスト

返送料の負担は、その返品がどんな理由で起きたかで変わります。

説明相違(SNAD)・故障・破損の場合、返送料はセラー負担です。また、セラーが「返品送料無料(free returns)」を掲げているときも同じです。

一方、バイヤーの気が変わっただけの返品は、出品時の返品ポリシーに従って負担者が決まります。

 

また、見落としがちなのが、返送時にかかる関税や税金です。

返品で商品を送り返す際、その返送品にかかる関税や税は、原則としてセラーが負担しなければならないとされています。

つまり国際返品では、「返送料」だけでなく「返送時の通関費」まで論点になるということです。

 

ここで実務上やっかいなのが、受け取り拒否による返送です。

拒否で戻ってきた荷物は、eBayの正式な返品ラベルを使っていないことが多く、費用の処理でもめやすいんです。

そのため、返金や費用負担でトラブルになりたくなければ、拒否ではなく正式な返品フローに乗せるのが安全です。

 

というのも、正式な返品ラベルを使えば、返送の追跡や費用の扱いがeBayの記録に残るからです。

記録が残っていれば、後から費用を争うときにも立場を守りやすくなります。

反対に、拒否での返送は追跡も費用根拠もあいまいになりがちで、ここが一番もめる原因になります。

 

返品のケース 返送料 返送時の関税
説明相違(SNAD)・破損・故障 セラー負担 セラー負担
返品送料無料(free returns)設定 セラー負担 セラー負担
バイヤー都合(気が変わった) 出品ポリシー次第 通常セラー負担
受け取り拒否での返送 あいまい・もめやすい あいまい・もめやすい

 

確かに、返送料や通関費を考えると気が重くなりますよね。

とはいえ、ルールを知って正しい導線に乗せておけば、想定外の出費はかなり防げます。

 

セラーが返金義務を回避できる条件と証拠は?

セラーとして知っておきたいのは、返金義務を負わずに済む条件があるということです。

結論から言うと、鍵になるのは「発送の速さ」と「配達の証拠」の二つです。

 

具体的には、次の条件がそろっているとセラー保護が働きやすくなります。

  • 設定したハンドリングタイム内に発送していること
  • eBayと連携した配送業者の追跡番号をアップロードしていること
  • 追跡にdeliveredまたはattempted deliveryが記録されていること
  • 配達先の住所が注文の住所と一致していること
  • 総額750米ドル以上なら受取人の署名確認があること

 

逆に、典型的な負けパターンもはっきりしています。

それが「追跡未登録」「住所不一致」「署名不足」の三つです。

この三つのどれかを外すと、証拠がそろっていても保護を受けにくくなってしまいます。

 

典型的な敗因 なぜ負けるか 対策
追跡未登録 配達の証明ができない 発送後すぐ追跡をアップロード
住所不一致 注文住所へ届いた証明にならない 注文住所そのままに発送
署名不足(750ドル以上) 高額品の受領証明が不十分 署名確認付きを選ぶ

 

手続きの流れも押さえておきましょう。

 

手続きの流れも押さえておきましょう。

バイヤーがリクエストを開くと、セラーの初動応答は原則3営業日以内です。

そのうえで、セラー承認後か開設から3営業日後には、eBayに介入を求められます。これはAsk eBay to step in(eBayに助けを求める手続き)と呼ばれます。

ただし無活動のまま21営業日を過ぎるとリクエストは自動的に閉じられるため、放置は禁物です。

 

それでも判断に納得できないときは、あきらめる必要はありません。

ケースが終了してから30日以内であれば、新しい証拠を添えて上訴(アピール)できます。

配達完了の追跡や、返送先へ誤って届いた証明などは、上訴の有力な材料になります。

 

ケースで自分の身を守りたいセラーの方は、ebayのセラープロテクションで守られる条件もあわせてご確認ください。

 

eBay International Shipping(eIS)なら返品・返金はどう進む?

返送センターで処理される荷物でeISの返品の流れを表すイラスト

日本から買う人も売る人も増えているのが、eIS(eBay International Shipping)です。これはeBayが国際配送を管理する仕組みで、旧Global Shipping Programの後継にあたります。

このeISを使った取引では、返品や返金の進み方が通常の売り手直送とは少し変わります。

 

いちばんの特徴は、国際返品をeBayが代行してくれる点です。

国際的な法令要件から、eISの商品には自動的に30日の返品ポリシーが適用されます。

バイヤーは通常のreturn(返品)やdidn't receive(未着)から起票すれば大丈夫です。そして、あとの手続きはeBayが引き受けてくれます。

 

返金の流れも整理しておきましょう。

返品された商品は、まずeBayの国際検品ハブに届いて状態が確認されます。

そのうえで、バイヤーの元の支払方法へ、ハブ到着からおおむね5〜7営業日で返金されるとされています(🟡状況により変動)。

 

セラー側にはうれしいポイントもあります。

eISでは、返品された商品や配達できなかった商品が、必ずしもセラーへ返送されるわけではありません。

そのぶん国際返品の手間や返送料を、eBayが肩代わりしてくれる場面があるということです。

 

一方で、注意したい点もあります。

eISでは、支払いが商品代金などのセラー向け部分と、国際送料や輸入費用などのeBay向け部分に分かれています。

そのため、返金や税金の按分は、通常のセラー直送とは処理が変わることがあります。

また、配達後に別途かかった追加の賦課金などは、原則としてバイヤー側の責任とされている点も覚えておきましょう。

 

日本の転送会社を使うと返金保護が消える?

これは日本の輸入・輸出ユーザーが特に気をつけたい落とし穴です。

結論から言うと、第三者の転送会社やメール転送を使うと、返金保証の対象外になり得ます。

 

eBay Money Back Guaranteeでは、これをはっきり「対象外」と定めています。具体的には、バイヤーが第三者フォワーダー(転送業者)やメールリダイレクトを使った場合です。

たとえば、アメリカ国内の転送倉庫でいったん荷物を受け取り、そこから日本へ送る、という使い方です。

便利な仕組みではありますが、その瞬間にバイヤーの保護が弱くなってしまうんです。

 

なぜなら、eBayが保護できるのは「注文時の住所へ届いたか」までだからです。

転送倉庫から先で起きた破損や紛失は、eBayの管理の外に出てしまいます。

そのため、高額な商品ほど転送サービスの利用は慎重に判断したいところです。

 

では、どうしても日本へ直接送れない商品が欲しいときはどうすればよいのでしょうか。

ひとつの考え方は、eISのように、eBayが公式に管理する国際配送を選ぶことです。

同じ「海をまたぐ配送」でも、eBayのプログラム経由なら保護が続くからです。つまり、保護を失う転送か、保護が残る公式配送かを、買う前に見極めることが大切になります。

 

転送会社の利用を考えている方は、ebayの転送サービスの仕組みと注意点もあわせてご確認ください。

 

支払った関税や消費税は日本で戻せる?(税関の戻し税手続き)

書類に記入して戻し税の手続きを進めるユーザーのイラスト

返品するとき、日本で払った関税や消費税が戻るのかは、とても気になるところですよね。

ここは二層構造で考えると分かりやすいです。

 

まず、eBayを通じて徴収された輸入税は、eBayのシステム内で返金されると按分して戻ってきます。

一方で、税関や配送会社に直接支払った関税・消費税・立替手数料は、eBayではなく税関へ別途申請する必要があります。

この直接払った分は自動では戻らないので、手続きを知っておくことが大切です。

 

支払った先 戻り方 手続き
eBay経由で徴収された輸入税 eBayのシステム返金に連動して按分返金 追加手続き不要
税関・配送会社へ直接払った関税・消費税 自動では戻らない 税関で戻し税を申請(返送前の事前検査が必須)
立替手数料(郵便200円・DHL2,200円or2%🟡) 基本は戻らない

 

日本の税関には、通信販売で買った物を返送する際の「戻し税」という制度があります。

 

日本の税関には、通信販売で買った物を返送する際の「戻し税」という制度があります。

ここで最重要なのが、返送する前に、税関で事前検査を受けることです。

この事前検査を省くと、戻し税は受けられません。

 

郵便で返送する場合の大まかな流れは次のとおりです。

  1. 払戻しの申請書と、通信販売で買ったことを示す資料(納品書など)を用意する
  2. 国際郵便物課税通知書または輸入許可書をそろえる
  3. 返送前に最寄りの税関で物品を提示し、事前検査を受ける
  4. 郵便局で差し出し、受け取った郵便物受領書を関係書類とともに税関へ提出する

 

手続きが終わってから振込までは、おおむね1か月が目安とされています(🟡税関の審査状況により変動)。

 

あわせて知っておきたいのが、配送会社が関税を立て替えて配達したときの立替手数料です。

目安として、日本郵便は郵便物1つあたり200円です。一方、DHLは税込2,200円または立替額の2%のいずれか高い方です(🟡契約や明細で変動)。

この手数料は税金そのものとは別で、基本的には戻ってこないと考えておきましょう。また、返送する商品の価格が20万円を超える場合は、別途の輸出申告が必要になることもあります。

ちなみに、課税価格が1万円以下なら関税・消費税が免除されるなど、金額による違いもあります。ただしこれらの制度は見直しの動きもあるため、あくまで一般的な目安です。

正確な手続きは、税関の戻し税手続き(カスタムスアンサー3101)で最新の内容をご確認ください。

 

よくある質問(FAQ)

「返品不可」と書いてある出品でも、壊れていたら返せますか?
返品
返せる可能性が高いです。説明相違・故障・破損はeBay Money Back Guarantee(eBayの返金保証)で扱われます。つまり、セラーの「返品不可(No returns)」表示より優先されるんです。ただし、気が変わっただけの返品は出品時の返品ポリシー次第です。
eBay International Shippingなら、セラーに直接連絡しなくていい?
国際配送
返品については、原則eBayが手続きを代行します。バイヤーは通常のreturn(返品)やdidn't receive(未着)から起票すれば大丈夫です。そのため、国際返品の細かいやり取りはeBayが引き受けます。だからこそ、まずは落ち着いて起票から始めれば安心です。
返品を送ったのに相手が受け取らないとき、何が証拠になる?
返品
独立して確認できる追跡が証拠になります。具体的には次の要素が必要です。

  • delivered(配達完了)またはattempted delivery(配達試行)の記録
  • 配達の日付と、返送先住所との一致
  • 総額750ドル以上なら受取人の署名確認
荷物が「保管期限切れ」で返送された場合、返金はされる?
トラブル
原則として、受け取り拒否と同じく返金保証の対象外になりやすいです。追跡に配達試行や不在通知が残っていれば、セラー側に有利な証拠になります。ただし、セラーの送料不足が原因の場合など、例外もあります。

【まとめ】ebayの受け取り拒否と返金で損しないための要点

ここまで、受け取り拒否と返金の仕組みを理由別に見てきました。

いちばん大切なのは、「拒否=自動返金」ではないという事実です。

むしろ、焦って突き返すことが、返金からも商品からも遠ざかる原因になりやすいんです。

 

だからこそ、破損や空箱の疑いがあっても、まず受け取って記録を残す。

関税が理由なら、そもそも拒否は不利になりやすいと知っておく。

この二つを押さえるだけでも、無用な損失はぐっと減らせます。

 

受け取り拒否と返金で損しないための要点

  • 受け取り拒否は原則返金保証の対象外・例外はセラーの送料不足による拒否のみ
  • 関税が高いという理由の拒否は不利・例外はDDP表示や誤申告など売り手起因のとき
  • 破損や空箱の疑いは拒否せず受領し、SNAD(説明相違)として記録つきで申告する
  • 返金は元の支払方法へ・返品受領後2営業日→反映は通常3〜5営業日(最大30日程度)
  • セラーは追跡・住所一致・750米ドル以上の署名確認で返金義務を回避できる条件がある

 

受け取り拒否と返金は、ルールさえ分かってしまえば決して怖いものではありません。

今日のポイントを手元に置いて、次にトラブルが起きても落ち着いて一歩ずつ動いていきましょう。

-トラブル・クレーム完全対応