関税・税金・決済管理

ebayで関税をいつ払う?DHL・FedEx・EMSの請求タイミング解説


こんにちは。eBay Export Chartbook運営者のJです。

ebayで関税をいつ払うのかって、気になりますよね。

配送業者ごとに対応が違うので、初めての方は慌ててしまうものです。

 

結論から言うと、ebayの関税を払うタイミングは「購入時」か「受取時」の2択しかありません。

DDPなら購入時、DDUなら受取時に支払うというシンプルな構造になっています。

そして配送業者がDHLかFedExかEMSかによって、請求方法や立替手数料も変わります。

 

加えて2025年8月29日には、米国のデミニミスルール(800ドル以下の少額免税)が撤廃されました。

ebayでも2025年10月17日以降、米国向け2,500ドル未満の商品はDDP必須となっています。

つまり「いつ払うか」のルールは2026年に入って大きく変わったんです。

 

この記事では、ebayの関税を払うタイミングを配送方法と配送業者の両面から整理します。

読み終わるころには、突然の請求にも落ち着いて対応できるようになりますよ。

 

この記事のポイント

  • ebayの関税支払いは「購入時」と「受取時」の2パターンしかありません
  • DDP(関税込み)かDDU(関税別)かで支払いタイミングが自動的に決まります
  • DHL・FedEx・EMSは請求方法と立替手数料がそれぞれ違います
  • 2025年8月のデミニミス撤廃以降、米国向けは800ドル以下も関税対象です

 

ebayで関税をいつ払うかの結論

ebayで関税をいつ払うのかは、配送方法と契約形態の組み合わせで決まります。

具体的には「購入時」と「受取時」の2パターンに整理できます。

このH2では、5つの観点から関税のタイミングの結論を順番に解説していきます。

 

ebayの関税は購入時か受取時かの2択

結論から言うと、ebayで買った商品の関税は「購入時」か「受取時」の2択しかありません。

購入時に支払うパターンでは、チェックアウト画面で関税込みの金額が表示されます。

そのまま決済すれば、商品が届いた時に追加の請求は来ない仕組みです。

 

一方、受取時に支払うパターンでは、商品が日本に到着して通関を終えた後に請求が来ます。

配送業者がいったん税関に立替払いをし、あとから受取人にその金額を請求する流れです。

そのため、購入時の決済額は税抜きで安く見えても、後から立替手数料込みの請求が届くことになります。

 

たとえばeBay International Shippingでは、チェックアウト時に2つのオプションが提示されます。

「Pay import charges now(購入時に支払う)」と「Defer import charges until delivery(受取時に支払う)」のどちらかを選ぶ仕様です。

つまりバイヤー(購入者)が自分の好みで支払いタイミングを選べるケースもあるんです。

 

ただし配送方法によっては、購入時か受取時かが自動的に決まってしまうこともあります。

たとえばSpeedPAKは2025年8月29日以降にDDPが必須となり、必然的に購入時の支払いに固定されました。

 

迷ったときは、まずチェックアウトの内訳に「import charges」「duties」の表記があるかを確認してみてください。

表記があれば購入時に確定、なければ受取時に請求が来るパターンと覚えておけば十分です。

 

そもそも関税がかからないケースもあるため、免税ライン側から仕組みを押さえたい方は、ebayで関税がかからない条件と免税の仕組みもあわせてご確認ください。

 

DDPなら購入時・DDUなら受取時の構造

関税の支払いタイミングを決めているのは、DDPかDDUかというインコタームズ(国際貿易の取引条件)です。

聞き慣れない言葉ですが、構造はとてもシンプルなんです。

 

DDPかDDUかを商品ページで見分けることが、関税を払うタイミングを把握する第一歩です。

 

DDP(Delivered Duty Paid)は、セラーが関税・通関費用まで含めて配送する条件です。

つまり購入者は商品代金と送料のみを払い、関税の追加請求は受け取りません。

eBay公式の定義では「Seller delivers goods and covers all costs, including import duties, taxes, and customs clearance.」と明記されています。

 

一方DDU(Delivered Duty Unpaid)またはDAP(Delivered at Place)は、購入者が関税・通関費用を負担する条件です。

商品到着時に配送業者から請求書が届くか、配達員にその場で支払うことになります。

 

このため、ebayの商品ページや配送オプションがDDPかDDUかを見れば、いつ払うかは一目でわかります。

「This item includes applicable import fees—you won't pay anything extra after checkout.」のメッセージが出ていればDDP、出ていなければDDUの可能性が高いと判断できます。

 

ちなみに、2025年10月17日以降、ebayでは米国向け2,500ドル未満の商品はDDP必須となりました。

つまり米国宛で2,500ドル未満なら、原則として購入時に関税が確定する仕組みに切り替わっています。

 

反対に2,500ドル以上の商品は、セラーがDDPとDDUを選べる扱いです。

高額商品を買うときほど、商品ページで「import fees included」の表記があるかを確認することが大切ですよ。

 

たとえば3,000ドルのカメラ機材を買う場合、DDPなら関税込みでチェックアウト画面に金額が出ます。

反対にDDUのままだと、商品が日本に届いた後で配送業者から関税の請求が届く流れです。

場合によっては数万円単位の追加請求になるため、注文前に必ず配送条件を確認しましょう。

 

もし不明な場合は、購入前にセラーへ「Could you tell me if this item is shipped under DDP or DDU?」と質問するのが確実です。

セラーから明確な返答がない場合は、別のDDP対応セラーから買う方が安心ですよ。

 

条件 関税の支払者 支払うタイミング eBayでの該当例
DDP
(Delivered Duty Paid)
セラー 購入時に確定
(チェックアウトに含まれる)
SpeedPAK/米国向け2,500ドル未満/GSP/eIS(Pay now選択)
DDU
(Delivered Duty Unpaid)
バイヤー 受取時に支払い
(配送業者が立替請求)
米国向け2,500ドル以上の一部商品/eIS(Defer選択)
DAP
(Delivered at Place)
バイヤー 受取時に支払い
(DDUとほぼ同義)
通常のEMS/FedEx/DHL個人輸入

 

eBay International Shippingで関税を選ぶタイミング

eBay International Shipping、いわゆるeISでは関税の支払いタイミングを買い手が選べるケースがあります。

eBay公式ヘルプによると、チェックアウト画面に2つのボタンが表示されるんです。

 

1つ目は「Pay import charges now」。

これは購入時にすべての関税・輸入税を一括で支払うオプションです。

到着後に追加で請求が来ないので、合計コストを先に確定させたい方に向いています。

 

2つ目は「Defer import charges until delivery」。

こちらは商品が日本に到着した後で関税を払うオプションです。

購入時のキャッシュアウトを抑えられる反面、配送業者からの請求時に立替手数料が乗ることがあります。

 

結論から言うと、初心者の方は「Pay import charges now」を選んだ方が安心です。

理由は、eBayが事前に関税を見積もって徴収するため、後から想定外の請求が来るリスクをほぼなくせるからです。

「If eBay collects import charges at checkout, buyers usually do not face surprise customs bills on delivery.」というのがeBay公式の見解です。

 

ただし、商品ページや配送先の国によっては、選択肢が表示されないケースもあります。

その場合はDDPまたはDDUがあらかじめ決まっているので、商品ページの配送欄を確認してみてください。

 

たとえば米国宛で2,500ドル未満ならDDP固定なので、Pay import charges nowしか選べない仕様になっています。

反対に2,500ドル以上の商品は、セラーが設定した条件次第でDeferが選べることもあります。

 

また、Pay import charges nowを選んだ場合は、後から関税が変動しても追加請求は来ません。

eBayが事前に徴収した金額が実際の関税より多かった場合、差額が返金される仕組みになっています。

反対に少なかった場合でも、eBay側が負担するためバイヤーへの追加請求は発生しないのが原則です。

 

Global Shipping Programの関税は購入時に確定

Global Shipping Program、通称GSPはeBayが2013年から提供してきた米国セラー向けの国際配送サービスです。

このGSPの最大の特徴は、関税が購入時にすべて確定するという点でした。

 

具体的には、米国セラーがケンタッキー州の倉庫に商品を送り、そこからeBayが国際配送を代行します。

その際、輸入国の関税・通関手数料はすべてバイヤーがチェックアウト時に支払う仕組みでした。

 

つまりGSPでは、商品が日本に届いた後に関税の請求が来ることはありません。

この仕組みは「想定外の請求に怯えなくていい」という意味で、買い手から非常に評価されてきました。

 

ただし、GSPは2022年秋頃から段階的にeBay International Shipping(eIS)へ移行が進んでいます。

米国セラー向けはeIS、中国セラー向けはSpeedPAKという形で、地域別に新サービスへの切り替えが続いている状態です。

 

そのため、現在GSPと表記された商品を買った場合でも、実際にはeISが裏側で動いているケースも多くなっています。

とはいえ「購入時に関税を確定させて、追加請求が来ない」という基本構造は引き継がれています。

 

実際にeBay公式は「If sellers use eBay's Global Shipping Programme in the UK or SpeedPAK from China, buyers will see prices that include all tariffs and fees.」と明記しています。

つまりGSPまたはSpeedPAKで送られてくる商品は、すべての関税が価格に含まれているという意味です。

 

商品ページに「import charges included」のような表記があれば、購入時に関税が決済される仕組みだと判断できます。

反対に表記がない場合は、DDU扱いとなり、後日配送業者から請求が来ると考えてください。

 

SpeedPAKは2025年からDDP必須で購入時支払い

SpeedPAKは、Orange Connex社が運営するeBay公式の国際配送サービスです。

主に中国・日本のセラーが米国・ヨーロッパ向けに利用してきた配送網ですが、2025年8月29日に大きな変更がありました。

 

結論から言うと、2025年8月29日午前0時1分以降、SpeedPAKは原則DDPでの発送に切り替わりました。

これは米国デミニミスルール(800ドル以下の少額免税)が同日に撤廃されたことに伴う対応です。

 

具体的には、米国向け2,500ドル未満の商品はDDP必須、2,500ドル以上はDDPとDDUを選択できる扱いとなっています。

申告価格・HTSコード(10桁の関税分類コード)・原産国の入力が必須となり、セラーは事前にこれらを正確に登録する必要があります。

 

バイヤー視点で見ると、SpeedPAKで送られてきた商品の関税は購入時に確定する形になりました。

商品ページには「This item includes applicable import fees—you won't pay anything extra after checkout.」のメッセージが自動表示されるので、一目で判別できます。

All shipments to the US—regardless of value—may be subject to duties and customs clearance.

出典:eBay公式:US関税アップデートより引用

さらに、ebay全体としても2025年10月17日以降、日本から米国向けの2,500ドル未満商品はDDPが必須となりました。

つまり日本人セラーが米国バイヤーに販売する場合、買い手は購入時に関税を払うのが標準仕様になったということです。

 

ちなみにSpeedPAK Economyの場合、DDP費用は商品価格の約2.1%+通関定額約225円が目安と言われています(🟡業界情報)。

つまり関税自体に加えて、わずかな通関費用がプラスされる構造です。

 

800ドル以下の免税が撤廃された背景と今後の販売戦略を整理しておきたい方は、デミニミス撤廃後のebay販売戦略の整え方もあわせてご確認ください。

 

ebayで関税をいつ払うか配送別の支払い

つづいて、配送業者ごとに関税の請求タイミングと立替手数料を見ていきます。

これら3社では、通知方法も支払い方法も大きく違います。

 

DHLの関税支払いはオンライン事前決済

DHL(DHL Express)の関税支払いは、オンライン事前決済が基本となっています。

結論から言うと、商品が日本に到着して通関が終わった段階で、まず通知が届く仕組みです。

 

具体的には、DHL公式FAQによると、通関許可後にLINEまたは登録済みの携帯電話番号にSMSで案内が送られます。

そのリンクをクリックすれば、クレジットカードでオンライン決済が可能です。

支払いが完了すると、翌営業日以降に荷物が自宅へ配達されます。

 

一方、オンライン決済が行われずDHLへの連絡もない場合、最大5営業日まで荷物がDHLの営業所で保管されます。

6営業日以降は配達に切り替わり、関税は受取時に現金で支払う形になります。

 

立替手数料については、DHL Japanのサービス&料金ガイド2026年版で明記されています。

2,200円(税込)または立替金額の2%のいずれか高い方が請求される仕組みです。

 

たとえば関税が5,000円の場合、2%は100円なので2,200円の方が高くなり、立替手数料は2,200円になります。

反対に関税が15万円の場合、2%は3,000円なのでそちらが適用されます。

 

つまりDHLでは、購入から1〜2週間以内にオンライン決済が必要になるケースが多いという理解で大丈夫です。

SMSやLINEからの通知がフィッシング詐欺ではないか不安になる方もいますが、DHLからの通知は登録番号宛に届きます。

 

念のため、公式サイトのトラッキング画面で同じ追跡番号が確認できるかを照合しておくと安心です。

もしSMSのリンク先がDHLの正規ドメイン(dhl.com)でない場合は、開かずに削除した方が安全ですよ。

 

ちなみに、DHLの個人客向けFAQでは現金支払いの上限はとくに明示されていません。

ただし高額の現金を準備するのは大変なので、SMS到着後すみやかにオンライン決済する流れが現実的です。

 

念のため、DHLの追跡画面で「Import Clearance Completed」の表示が出ると、まもなく関税のSMSが届くサインになります。

追跡情報をこまめに確認しておくと、SMSを見落とすリスクを減らせますよ。

 

関税額 2%計算 立替手数料(適用) 合計請求額
5,000円 100円 2,200円(最低料金) 7,200円
50,000円 1,000円 2,200円(最低料金) 52,200円
150,000円 3,000円 3,000円(2%適用) 153,000円

※DHL Japanサービス&料金ガイド2026年版より:2,200円(税込)または立替金額の2%のいずれか高い方。

 

FedExの関税は荷物到着後の後日請求

FedExの関税支払いは、荷物到着後の後日請求が標準的な流れです。

DHLとは異なり、商品の受取と関税の支払いが時間的に分離されているのが特徴です。

 

具体的には、FedExが顧客に代わって税関に関税を立替払いし、その後で請求書が郵送されます。

FedEx公式によると、立替の理由は「貨物をできるだけ早くお届けできるようにするため」と説明されています。

関税を税関に納付しないと輸入許可が下りず、配達が遅れてしまうからです。

 

請求書が手元に届くのは、荷物が届いてから約2週間後と言われています(🟡業界情報)。

「請求書&立替金精算書」という名称で、関税・消費税・立替手数料がまとめて記載されたものが郵送される形です。

 

立替手数料は1,000円または関税の2%のいずれか大きい方とされています(🟡業界情報・FedEx公式ページが現在表示エラーのため要確認)。

たとえば関税が3,000円なら2%は60円なので1,000円が適用され、関税が80,000円なら2%は1,600円なのでそちらが適用されます。

 

支払い方法としては、コンビニ払い・郵便振込・銀行振込・クレジットカード払いなどが用意されています。

支払期限は請求書到着後14日以内が目安なので、放置せず早めに対応しましょう。

 

実は、FedExの個人アカウントを作成し、クレジットカードを登録しておけば立替手数料を0円にできるという情報もあります。

個人輸入を頻繁に行う方は、事前にFedExアカウントを作っておくと節約できる可能性が高いです。

 

ところで、FedExは荷物が届いた後に関税が確定するため、購入直後にいくら払えばいいのかわかりにくいというデメリットがあります。

そのため、買う前に商品ページで「import fees included」の有無をチェックし、含まれていなければ受取後の請求を覚悟しておくのが現実的です。

 

FedExアカウントの作成は無料で、登録もメールアドレスとクレジットカード情報があれば数分で完了します。

個人輸入を続ける予定があるなら、最初の1個目の請求時に作っておくと2個目以降の手数料が節約できますよ。

 

関税額 2%計算 立替手数料
(個人請求)
立替手数料
(FedExアカウント)
3,000円 60円 1,000円 0円
30,000円 600円 1,000円 0円
80,000円 1,600円 1,600円(2%適用) 0円

※🟡業界情報:1,000円または関税の2%のいずれか大きい方(FedEx公式ページ復旧後に再確認)。FedExアカウント+クレジットカード登録で立替手数料0円になるとの情報あり。

 

FedExの通関で荷物が止まり関税の確定が遅れて困っている方は、FedEx通関遅延と関税の解決手順もあわせてご確認ください。

 

EMSの関税は受取時に郵便配達員へ現金払い

EMS(国際スピード郵便)の関税支払いは、受取時に郵便配達員へ現金で支払う方式が基本です。

DHL・FedExが立替→後日請求なのに対し、EMSは原則として「その場払い」になります。

 

具体的な流れは、税関の判断と関税額によって3パターンに分かれます。

関税額が1万円以下の場合、税関の許可申請は不要で、郵便配達員から税金と取扱手数料を支払えばその場で受け取れます。

1万円超〜30万円以下の場合は、税関に許可申請が必要ですが、受取人が配達を希望すれば郵便局を経由して直接配達されます。

30万円超の場合は通常の輸入通関手続きが必要となり、税関で書類を提出する流れになります。

関税など税金の合計額が1万円以下の場合、あるいは1万円を超え30万円以下で受取人が配達を希望する場合は、税関から日本郵便を経由して郵便物が直接配達されます。

出典:税関:国際郵便物の通関手続の概要より引用

ちなみに、日本郵便が代理人として税関に立替払いをするため、取扱手数料が請求される仕組みです。

金額は郵便物1通あたり200円が目安と言われています。

 

たとえば関税が3,000円・消費税が1,500円の場合、合計4,500円+取扱手数料200円の4,700円を配達員に支払います。

支払い方法は現金が基本ですが、地域によっては電子マネーの利用が広がりつつあるそうです。

 

つまりEMSの関税は「受取時にその場で支払う」と覚えておけば大丈夫です。

急に現金を求められて慌てないように、海外通販を頻繁に使う方は1万円程度の現金を手元に置いておくと安心ですよ。

 

なお、不在で受け取れなかった場合は、郵便局で保管され不在票が投函されます。

不在票に書かれた保管期限内に再配達依頼または郵便局窓口での受け取りをすれば、追加費用なしで受け取れます。

 

反対に保管期限を過ぎると、差出人へ返送されるか廃棄処分となるので、不在票を見つけたら早めに動くのが鉄則です。

 

関税額 税関許可申請 配達方法 支払い方法
1万円以下 不要 郵便局から直接配達 配達員に現金+取扱手数料200円
1万円超〜30万円 税関に申請が必要 受取人希望で郵便配達 配達員に現金+取扱手数料200円
30万円超 通常の輸入通関手続き 税関で受取り 税関で書類提出して納付

※出典:税関カスタムスアンサー6101「国際郵便物の通関手続の概要」/日本郵便公式

 

関税の支払いを拒否した場合のリスクと対応

関税の請求が想定より高くて「払いたくない」と感じる場面は、海外通販でよくある悩みです。

結論から言うと、関税の支払い拒否そのものはペナルティの対象ではありません。

ただし、対応方法を間違えると荷物が没収・廃棄されてしまうので注意が必要です。

 

東京税関の公式Q&Aによると、関税額に不満がある場合は「受取拒否」をすることで税関に訂正を求められます。

具体的な手順は、まず配達員への支払いを断り、荷物を郵便局へ返してもらうところから始まります。

そのあと、各地の税関にある「外郵出張所」に電話をして税額の根拠を確認するのが正しい流れです。

 

もし計算が間違っていれば、税額は法律にそって訂正されます。

逆に税額が正しい場合は、再配達を依頼して通常通り受け取る形になります。

 

ところで、関税の請求を放置するとどうなるか気になりますよね。

原則として、保管期限を過ぎた荷物は差出人へ返送されるか、税関で廃棄処分となります。

セラー(出品者)にとっては返送費用と商品ロスの両方が発生するため、トラブルの種になります。

 

そのため、ebayでもバイヤーが関税を理由に受取拒否すると、セラーから「Item Not as Described」のケースを開かれることがあるんです。

関税未払いはバイヤー責任とされる場合が多く、返金や送料負担で揉める原因になりやすい点も覚えておきましょう。

 

なお、商品が品質不良などで返送する場合は、税関の「違約品等の戻し税制度」を使って関税の払い戻しを受けることが可能です。

個人輸入で通信販売を利用したケースが対象で、品質が予期しなかったものに該当する場合に申請できます。

 

もちろん、申請には返送の証跡と税関への所定書類が必要なので、勝手に廃棄するのは避けてください。

正しい手続きを踏めば、払った関税のうち相当部分が戻ってくる可能性があります。

 

ところで、想定外の高額関税にぶつかったときは、まず焦らず関税の計算根拠を確認するのが一番です。

商品代金に送料・保険料を加えた合計が課税価格となるため、申告価格そのものより高い金額に税率がかかっている可能性もあります。

 

たとえば送料込みの計算が誤っているケースや、HSコード(関税分類番号)が違う品目で計算されているケースもあるんです。

外郵出張所への電話で根拠を確認すれば、誤りがあれば訂正してもらえます。

 

仮に税額が正しかった場合でも、すぐに支払って通常通り受け取れば余計なトラブルは起きません。

つまり関税が高いと感じたら「拒否=即拒絶」ではなく、「いったん預けて根拠を確認」という二段構えで対応するのが安全策ですよ。

 

関税の請求が想定より高くて受取を迷っている方は、ebayの受け取り拒否と返金対応の正解もあわせてご確認ください。

 

ebayで関税をいつ払うでよくある質問FAQ

ebayの関税は商品価格のどれくらいになりますか?
費用
個人輸入の場合、課税価格は商品代金の60%として計算され、品目ごとの関税率がかけられます。たとえば衣類は約10%、電子機器は無税のことも多く、平均すると数百円〜数千円程度に収まるケースが多いです。実際の税率は税関カスタムスアンサーで品目別に確認できます。
DDPで買えば本当にあとから関税の請求は来ませんか?
DDP
原則として、DDPで購入した商品の関税は購入時にすべて確定するため、追加請求は来ません。ただしセラーが申告額を低く書いていた場合、税関が再計算して差額を追徴するケースもあります。チェックアウトに「import fees included」の表記があるか必ず確認しましょう。
FedExからの関税請求書が届かない場合はどうなりますか?
FedEx
請求書が届いていない場合でも、関税の納付義務は発生しています。荷物到着後3週間以上経っても請求書がない場合は、FedExカスタマーサポートに追跡番号を伝えて再送依頼をしましょう。放置すると延滞利息や信用情報への影響が出る可能性もあります。
個人輸入なら関税の計算で優遇されると聞きましたが本当ですか?
費用
はい、個人輸入には「個人使用」の特例があり、商品代金の60%を課税価格として計算する簡易方式が採用されます。商業輸入よりも実質的に税負担が軽くなる仕組みです。ただし転売目的の場合は適用外となるので注意してください。

ebayで関税をいつ払うか総まとめ

ここまでebayで関税をいつ払うかについて、購入時と受取時の2パターンを軸に解説してきました。

結論として、関税のタイミングは「DDPなら購入時、DDUなら受取時」というシンプルな構造です。

 

2025年8月29日のデミニミス撤廃と、2025年10月17日のebay米国向けDDP必須化により、米国宛の2,500ドル未満商品は購入時支払いが標準となりました。

つまり「これから買うものは関税込みで先に払う」と考えておけば、想定外の請求はほぼ起きません。

 

配送業者の違いも、覚えておくと安心です。

DHLはオンライン事前決済、FedExは後日請求、EMSは受取時の現金払いが基本です。

立替手数料はDHLが2,200円または2%、FedExが1,000円または2%、EMSが200円程度なので、配送業者を選ぶ際の判断材料にもなります。

 

もし関税の請求が想定より高くても、慌てる必要はありません。

受取拒否してから外郵出張所に電話するという正規ルートが用意されているので、冷静に対応してくださいね。

 

ebayで関税をいつ払うかを正しく理解しておけば、これからの海外通販やebay輸入がぐっと安心になりますよ。

-関税・税金・決済管理